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【グッチ】ザ ボイス オブ ザ スネーク(アルベルト・モリヤス)

グッチ
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ザ ボイス オブ ザ スネーク

原名:The Voice Of The Snake
種類:オード・パルファム
ブランド:グッチ
調香師:アルベルト・モリヤス
発表年:2019年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/47,080円
公式ホームページ:グッチ

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グッチの蛇の歌が聞こえる。「けものみち」の香り

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2019年4月29日からグッチの青山、銀座、新宿の路面店でのみ限定発売されている「ザ アルケミスト ガーデン」から、最初に発売された7つのオード・パルファムのうちのひとつとして発売されたのが、「ザ ボイス オブ ザ スネーク=蛇の声」です。

全ての香りは、グッチのクリエイティヴ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレのディレクションのもと、アルベルト・モリヤスにより調香されました。

ミケーレ王朝を代表するグッチのシンボルである蛇からインスパイアされたウードの香りです。まず最初にこのウードは、錬金術師ではなく黒魔術師として、ミケーレ×モリヤスが生み出した〝悪魔を召喚するための香水〟として作られたと言っても過言ではありません。

それほど、悪魔の叫び声、悪魔の笛の音、悪魔の囁き、悪魔の息遣いを感じさせる、生々しさと毒々しさと寒気と官能の響きを感じさせる香りなのです。

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〝悪のエリクサー=グッチを着た悪魔の香り〟

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「蛇の声」という名のこの香りは、パチョリとサフランがブレンドすることにより、森の奥深くから聞こえてくる声のように香りが放たれます。その声とは、蛇が舌を出すことにより発せられる不気味な音です。そんな音を、官能的な人間の情欲を誘う調べへと変えてくれるのです。

サフランと(ビターチョコのような)パチョリに、徹底的に汚れきったウードが投入され、アニマリックレザーな蛇皮の香りが誕生するのです。

そして、その奥底から香り立つローズが、サフランとウードの業火の中で燻され、暗闇の中にどんどん心が吸い寄せられるようにスモーキーさを加えてゆきます。それはまさに「けものみち」の匂いのようです(または「黒革の手帖」の香り)。

つまりは限りなく悪臭に近い香りから出発して、ゴールを芸術の領域に定め生み出された香りなのです。かなり大真面目に、黒魔術に取り組んだ香りといえます。遊びではなく本気で、悪魔と契約することが出来そうな〝悪のエリクサー=グッチを着た悪魔の香り〟です。

間違いなくグッチの「ギルティ アブソリュート プールオム」の森の中を這う蛇の香りとも言えます。

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香水データ

香水名:ザ ボイス オブ ザ スネーク
原名:The Voice Of The Snake
種類:オード・パルファム
ブランド:グッチ
調香師:アルベルト・モリヤス
発表年:2019年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/47,080円
公式ホームページ:グッチ


シングルノート:アガーウッド、パチョリ、サフラン