マンダリナ コルシカ
原名:Mandarina Corsica
種類:オード・パルファム
ブランド:ラルチザン
調香師:クエンティン・ビスク
発表年:2018年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/21,450円
コルシカ島のマンダリン・オレンジ
プーチ社に買収後(2015年)の新生ラルチザンが打ち出した新コレクション「レ ペイザージュ」。それは、フランス各地を調香師たちが旅し、その美しい風景と大地、そして、美しい花々や植物などから着想を得た〝香りの絵葉書〟です。
そんなコレクションの第三、四弾として2018年に同時発売された2作品のうちのひとつが「マンダリナ コルシカ」です。その意味は、フランス語で「コルシカ島のマンダリン・オレンジ」です。ちなみにもうひとつは、日本では発売されなかったアン・フリッポによる「モン ド ナルシス」です。
シトラス・グルマンの香りは、ジボダンのクエンティン・ビスクによって調香されました。太陽に燦燦と照らされるコルシカ島サンジュリアーノ村(年間340日晴れる街バスティアの近くにある)で育ったマンダリン・オレンジの砂糖漬け。この香りのテーマは、同じ素材から真逆の香りを搾り出し、ブレンドするということです。それは砂糖漬けされた甘いオレンジと、酸っぱい新鮮なビター・オレンジにトンカビーンを絡め合わせ、両面の魅力を引き立たせるという奇跡をやってのけた香りです。
結果的に、新時代のグルマンとも言えるこの香りを特徴づけているのは、メープルシロップのような香りのイモーテルです。このイモーテルが、キャラメルと共鳴し、トンカビーンによって、二種類のオレンジの香りと結び付けられ、独特なグルマンを創造させたのでした。
それはクエンティンが、2016年と2018年にティエリー・ミュグレーのエンジェルの派生ヴァージョンを生み出した経験から生み出された香りとも言えます。
日本においては、2019年10月20日から23日にかけて伊勢丹新宿で開催された「イセタン サロン ド パルファン」において限定販売されました。
香水データ
香水名:マンダリナ コルシカ
原名:Mandarina Corsica
種類:オード・パルファム
ブランド:ラルチザン
調香師:クエンティン・ビスク
発表年:2018年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/21,450円
トップノート:マンダリン・オレンジ、ビター・オレンジ
ミドルノート:イモーテル、ヘディオン、ジャスミン、オレンジ・ブロッサム、メルトール
ラストノート:トンカビーン、シナモン、サンダルウッド、バニラ、キャラメル