ラルチザンパフューマー表参道
2025年4月25日、東京・表参道に〝聖地の中の聖地〟が誕生しました。このラルチザンの香りの〝聖地〟は香水を愛する人&香水初心者だけでなく、全国で香水を販売する販売員にとっての〝希望の星〟のような店舗です。このような環境で香水接客をしたいという理想が詰め込まれた〝香水接客の楽園〟と言えます。
場所 東京・表参道
住所 東京都港区北青山3丁目8−15 グリーンテラス 表参道 1階
電話 03‐6427‐2150
21世紀のバビロンの空中庭園伝説のはじまり

© GREEN TERRACE

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© L’Artisan Parfumeur

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世界ではじめてのニッチ・フレグランス・ブランドとしてラルチザン パフューマーは、1976年にジャン・ラポルトにより創業されました。そして若き日のまだ全くの無名だったジャン=クロード・エレナの協力の下、1978年に「ミュール エ ムスク」など7つの最初の香りが発売されました。
1990年代から2000年代にかけてオリヴィア・ジャコベッティとベルトラン・ドゥシュフールの2トップ体制が築かれてゆきます。中でも1994年に史上初めてのイチジクの香りを世界に示した「プルミエ フィグエ」(オリヴィア・ジャコベッティ)と、「タンブクトゥ」(ベルトラン・ドゥシュフール)、そして「ちょうちょをつかまえて」(アン・フリッポ)の3つの香りは、ニッチ・フレグランスの素晴らしさを、フレグランス初心者たちにも示すだけのインパクトを生み出しました。
やがて、ペンハリガンと共にフォックス・ペイン・アンド・カンパニー(Fox Paine & Company)に買収されたラルチザンは、2006年7月に、ラルチザン パフューム・ジャポンを設立し、2008年11月1日に表参道に旗艦店をオープンしました。
そして順調に業績を伸ばし、レバレッジド・バイアウトされ、2015年1月にスペインのプーチ社に売却されました。その結果、2015年7月20日に表参道店は閉店され、8月1日以降はブルーベル・ジャパンがラルチザンとペンハリガンを取り扱うようになり、その販路は広がることになりました。
しかし、時は過ぎ、表参道の旗艦店を潰したプーチ社が、2023年にプーチ・ジャパンを設立し、2025年4月25日より、ブルーベルから日本でのラルチザンの販売権を元に戻し、ラルチザン パフューマーとして表参道に旗艦店をオープンすることになりました。
かくしてフランス本国と同様の商品ラインナップを展開するフルラインナップ店舗が日本に再び誕生することになったのでした。
香水接客の理想が詰め込まれた〝香水接客の楽園〟へようこそ

© L’Artisan Parfumeur

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2022年11月23日に、建物の老朽化の為閉店したクレヨンハウス(1986年5月1日にオープン)の跡地に誕生したグリーンテラス表参道の一階に、ラルチザン パフューマーは、2025年4月25日にオープンしました。
この建物は表参道からとてもアクセスが良く、表参道沿いにあるブルガリの路面店横の小道を一本入ってすぐの場所にあります。
空中庭園を備えた自然あふれる建物の中にある、フランス・パリ本店のコンセプトと同じく、シックさとエレガンスが融合した木目調を基軸とした重厚感のある内装は、ブルーベルの店頭から姿を消していたラルチザンの世界が100%堪能できる空間と言えます。
元々ブルーベルのソムリエールとして活躍してきた元銀座三越のチーフもつとめてきた女性店長様を筆頭に、ルラボやラトリエデパルファンで活躍し、その香水愛の深さゆえに、もっともっと香水愛をフルに解放して、接客することが出来る環境を求めて、オープニングスタッフとして転職した、都内でも神クラスの若い販売員の方々で熱気あふれている店舗です。
特に、ルラボ丸の内店で活躍しておられた若き女性販売員様が素晴らしく、一見クールなのですが、日帰りで京都のルシヤージュを訪問する程の熱い香水愛をお持ちの方なので、その素晴らしい知識と的確な接客力が堪能できることでしょう。
さらにもう一人、(京都伊勢丹、銀座三越を経て)新宿伊勢丹のフレグランスコーナーで活躍していた、元ブルーベルの〝希望の星〟の女性販売員様も、転職され、接客に立たれています。
これから、日本に必要とされる香水接客の流れを汲む〝聖地の中の聖地〟になっていくことが予想されます。東京・表参道は、日本の香りの聖都への道へと邁進している気がします。
それにしてもプーチ・ジャパンは、最近のバイレードもそうなのですが、香水接客が改新されていて、これから他社が見習っていかないといけないモデルケースとして先頭を走っておられます。
