見事なキモノ・アレンジ・ミニワンピ
エフィー・トリンケット・ルック2 キモノ・ミニワンピ
- ピンクのフィンガー・ウェーブ・ボブのウィッグ
- 1930年代のゴールデンローズのフラワーハット
- シャイニー・ピンクのキモノ風ミニワンピース
- 肌色のショートグローブ
- ゴールドのブーティ、アレキサンダー・マックイーン
- 白のボビーソックス
アナ・スイやニーマン・マーカスのキャンペーン・フォトで知られるファッション・フォトグラファーのジョシュア・ジョーダンは、彼女のファッションについて「見るからに安っぽいティエリー・ミュグレーまがいに過ぎない」という感想を漏らしました。
一方、エンポリオ・アルマーニやトミー・ヒルフィガーのブランディングを担当してきたオリヴィエ・ヴァンドーンなどは、「『ブレード・ランナー』は私たちがかつて見たことがなかった未来のファッションを見せてくれた。しかし、ここには何一つ新しいものはない。昔のジャン=ポール・ゴルチエがリサイクルされているようなものばかりだった」と酷評しています。
確かに、この作品には、斬新なファッションの要素はありません。しかし、一般大衆には認知されず、忘れ去られたある種のファッション・テイストを、蘇らせる役割を果たしたのは事実です。要するに、ファッションとは、もはや何が新しいかではなく、何を蘇らせたのかという次元に突入しているのだから…
ウディ・ハレルソンの背広IQの高さ
ウディ・ハレルソン(1961-)の素晴らしさは、あらゆる変人を演じることに喜びを感じているところにあります。女装した売春婦を演じたりする彼は、本作において、ルネッサンス風の、年齢不祥なダンディな男を、見事なスーツの着こなしと着崩しで演じ上げています。