大恐慌時代のアメリカをイメージした第12地区。
第12地区の人々の衣装をデザインするにあたり、ジュディアンナ・マコフスキーは、1910年代~30年代のアメリカの労働者階級の白黒写真を徹底的にリサーチしました。なかでも、ルイス・ハイン(1874-1940)とマイク・ディスファーマー(1884-1959)の写真を参考にしました。
ジャンヌ・ダルクを彷彿させるカットニス
カットニス・エヴァディーン・ルック3 ブルードレス
- サックスブルーのドレス、スモッキング、レーヨン
- ブラックサンダル
エフィー・トリンケットの登場。
エフィー・トリンケット・ルック1 フューシャスーツ
- ピンクのフィンガー・ウェーブ・ボブのウィッグ
- 1930年代のフューシャローズのフラワーハット
- フューシャ・カラーのパフショルダーのスカートスーツ
- 黒のスティレットヒール・ボーンサンダル、アレキサンダー・マックイーン
支配階級のキャピトルから来たエフィー・トリンケットのファッションが、本シリーズに対するアメリカ人の観客を熱狂させるひとつの要因となりました。彼女のスタイルは、40~50年代のオールド・ハリウッド・スタイルとエルザ・スキャパレッリの影響を受けたものです。そのヘア&メイクアップのために毎日2時間30分かけられていました。
それはマリー・アントワネットとイザベラ・ブロウを足して二で割ったような存在であり、衣裳デザイナーのジュディアンナ・マコフスキー曰く、「彼女こそが、ファッション・ヴィクティムなのよ」と言うほどに振り切ったド派手なスタイルの数々を披露していくのでした。
どこかレイア姫のようなヘアスタイル
カットニス・エヴァディーン・ルック4 炎の少女
- 10本に編みこんだヘルメット・ヘア
- シャイニー・ブラック・パテント・ユニタード
- シャイニー・レザーブーツ