ゲス ナイト
原名:Guess Night
種類:オード・トワレ
ブランド:ゲス(GUESS)
調香師:フランシス・クルジャン、アントワン・リー
発表年:2013年
対象性別:男性
価格:日本未発売
クラウディア・シファーからパリス・ヒルトンまで。

クラウディア・シファー ©GUESS

アンナ・ニコル・スミス、1993年 ©GUESS

ドリュー・バリモア、1993年 ©GUESS

パリス・ヒルトン、2004年 ©GUESS

パリス・ヒルトン、2004年 ©GUESS

パリス・ヒルトン、2004年 ©GUESS
マルシアーノ4兄弟によって1981年にアメリカ・カリフォルニアで創設されたカジュアル・ブランド、GUESS(ゲス)。70年代後半からはじまるデザイナーズ・ジーンズ・ブームの波に乗り、ビバリーヒルズに一号店をオープンし、ストーンウォッシュ加工のスリムフィットジーンズによりデニム業界を一変させました。
さらに、1985年以降、クラウディア・シファーやナオミ・キャンベル、カーラ・ブルーニなどのスーパーモデルを起用した象徴的な白黒広告の導入により大躍進を遂げました。
やがて、1990年代に衰退期を迎えるのですが、21世紀に入り、ミューズとしてパリス・ヒルトンを迎えることにより、復活を果たし、2014年には日本再上陸を果たしたのでした(日本にはかつて1994年に上陸し、2005年に撤退していた)。
EDMが大流行したころのナイトクラブの眠らない男の香り

©GUESS
「ゲス ナイト」は、ゼラニウムやパチョリなどのクラシカルな天然香料を、甘くてジューシーなもので包み込んでいます。つまりクラシックでありながら、現代的なひねりが加えられています。
アントワン・リー
完全復活を果たしたGUESSが、18歳から24歳の男性をターゲットにしたメンズ・フレグランス「ゲス ナイト」を2013年に発売しました(39ドルと低価格)。
当時流行していたEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)に着想を得て「ナイトクラブに出かける前にまずこのフレグランスで自信をつけてもらう!」というコンセプトで作られた香りです。フレッシュ・ウッディ・フゼアの香りは、フランシス・クルジャンとアントワン・リーによって調香されました。
眠らない夜の到来を告げるスパイシーなチリペッパーと、ピリリとスパークリングするグレープフルーツの爆発からこの香りははじまります。テンポの良い音楽が流れているようなピリピリと電流が走るようなチリペッパーが弾けています。
すぐに、バニラとシダーウッドが温かい甘やかさでスパイシーさとひとまとめになります。やがて、アーシィーなパチョリとラブダナムが、朝日が昇るまで元気づけてくれる、酔わせるようなエネルギッシュな香りが満たしてくれます。
とても一般的で、コスパが良い、若者向けのペッパーが効いたドライなウッディバニラのメンズ・フレグランスです。キャンペーン・モデルは、ポルトガルのモデル、ゴンサロ・テイシェイラ(1988-)が起用されました。
香水データ
香水名:ゲスナイト
原名:Guess Night
種類:オード・トワレ
ブランド:ゲス(GUESS)
調香師:フランシス・クルジャン、アントワン・リー
発表年:2013年
対象性別:男性
価格:日本未発売
トップノート:チリペッパー、ピンク・グレープフルーツ、マレーシア産エレミ
ミドルノート:ハイチ産ベチバー、ヴァージニア・シダー、ゼラニウム
ラストノート:インドネシア産パチョリ、スペイン産ラブダナム、バニラ