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エマニュエル・ベアール/ヴィルジニー・ルドワイヤン 『8人の女たち』1(3ページ)

その他の現代の女優たち
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シュゾンのニュールック

ヴィルジニー・ルドワイヤンの横顔の美しさ。

そして、いい意味で変わり果てたカトリーヌ・ドヌーヴ。

ピンクのワルサーPPK。

ヴィルジニーは、エルキュール・ポワロのような役割だった。

ヴィルジニーのシューズがまたとても可愛らしいのです。

ニュールック・ポーズも様になるヴィルジニー。

かなりの上級者でなければ被りこなせないピンクのベレー帽。

ヴィルジニー・ルドワイヤン・ルック ニュールック
  • 赤のタータンチェックのスーツケース
  • クリスチャン・ディオールのピンクのベレー帽
  • リブ編みの短めの赤マフラー
  • クリスチャン・ディオールの赤のロングコート
  • クリスチャン・ディオールのピンクのツイードのトップスと落下傘スカート、ピーターパンカラー、白のパイピング
  • ピンクのブーティ
  • 赤のレザーグローブ

ヴィルジニーは、まさにその美の絶頂において、他の7人より抜きんでていました。この作品の魅力は、「若さが生み出す美」と「成熟した美=腐る寸前の美」の見事なまでの対比のショーケース的な部分にもあるのです。

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マリー・ラフォレの「モナムール・モナミ」


女優がうまく歌う必要はない。むしろ上手くないほうがいい。そう、ジャンヌ・モローのように軽く歌えばいい。

フランソワ・オゾン

この作品の面白い所は、8人の女性それぞれが、歌を通して本音を語るという所にあります。そして、それぞれの選曲がいいポイントをついています(全盛期のクエンティン・タランティーノ並みに)。

ヴィルジニーが歌う歌は、1967年にマリー・ラフォレ(『太陽がいっぱい』(1960))が歌った「モナムール・モナミ」でした。ここで、登場人物が全て登場します。それは8人の女たちと父親とテディベアです。