コレクションポリテス
Collection Politesse 2009年に誕生したセルジュ・ルタンスの新ライン「ロー」(通称:ルタンスの水・シリーズ)。それは過剰な香水の匂いに満ち溢れたこの世界に対する反乱という〝アンチ・パフューム〟のコンセプトで生み出された香りのコレクションでした。
その「ロー」の進化形としてかつて2019年5月21日から発売されていたのが「コレクション ポリテス」でした。香りの余韻がほとんど残らないため、その痕跡を辿ることはできません。つまり、控えめでありながら安心感を与える存在感です。
良い香りでありながら、強すぎず、存在感がありながらも瞬時に消え去ることができる。まさに何も残さないという礼儀正しさを備えています。2026年現在、このコレクションは、廃盤となっています。
さらに洗練され、磨き上げられたルタンスの水

©Serge Lutens

©Serge Lutens
このコレクションは、身につける人が周囲に主張しすぎないよう、軽やかなものを作ろうというコンセプトで生まれました。まるでイリュージョンチュールのような香水です。私たちはさまざまな側面を持っています。時には、消えてしまいたいと思う瞬間さえあります。
これらの香水は、礼儀正しく、その場に存在感を保ちつつも、自己主張を控えめにし、対象や物事から少し距離を置いていられるようにするためのものです。これは香水に対する探求そのものです。香りの濃度が非常に薄いため、より繊細で、より微妙な感情を表現しています。
セルジュ・ルタンス
まず最初に整理しておきましょう。実質的に「ロー」コレクションは終了し、そして一部が「コレクション ポリテス」に吸収されたということを…
さてこのコレクションの名であるポリテスとはフランス語で「礼儀、礼節」の意味です。つまり、この香りは、セルジュ・ルタンスから私たちに向けられた「より洗練されたルタンスの香りの流儀」を示したコレクションなのです。
全7種類で構成されたいるこのコレクションは、「ローフォアッド」「ロードゥパイユ」といったこれまでの「ロー」シリーズ2種に、新作「ローダルモアーズ」の1種と、「グリクレール」「サンタルブラン」「フルール ドゥ シトロニエ」の再調香されて復刻した3種でした。そして2021年2月には、第七弾となる「デクループールユンヌプリュール」が発売されました。
全ての香りは、クリストファー・シェルドレイクにより調香されました。







