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ボンド ガール

バーバラ・バック2 『007 私を愛したスパイ』4(2ページ)

ボンド ガール
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作品名:007 私を愛したスパイ The Spy Who Loved Me(1977)
監督:ルイス・ギルバート
衣装:ロナルド・パターソン
出演者:ロジャー・ムーア/バーバラ・バック/キャロライン・マンロー/クルト・ユルゲンス/リチャード・キール

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高級リゾート地に相応しい地中海カラーのリゾートドレス

イタリアのサルディニア島で、馬車で颯爽と登場する二人。

海辺のリゾート地に相応しいマリンカラーのドレスに、上質なブラウンレザーの見事なアンサンブル。

ロータス・エスプリを運んでくれたQの伝説の「英国海外航空」バッグ。そして、アニヤのクロコダイル・バッグ。

リゾート・ファッションの鉄則。色は三色以内でまとめる。

ホテルカラ・ディ・ヴォルペのレセプショニストは、ヴァレリー・レオン。

アニヤ・アマソワ・ルック5 リゾートドレス
  • 地中海カラーのニット
  • 地中海カラーのスカート、膝下丈
  • ブラウンレザーのベルト
  • ブラウンのアンクルストラップ・ヒールサンダル
  • クロコのショルダーバッグ、ブラウン・パテント・レザー

サルディニアの海の色とマッチしたドレスを着たアニヤ。リゾート・ファッションにおいて最もハイセンスな着こなしは、その風土カラーを上手く取り入れることです。例えば、日本であれば、四季に合わせたカラーや、京都だと朱色やブラウン、奈良だと、ゴールドやブロンズの仏像カラーや鹿を連想させるブラウン、冬の北海道なら白やクリーム色といった具合にです。

さらに、リゾート・ファッションの鉄則といえるのが、風光明媚な場所に、うるさい色使いをすべからずという鉄則です。つまり三色以内でファッションをまとめるべしということです。つまり、ラグジュアリー・ストリートは、ここではお呼びではないのです。

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70年代ラグジュアリー・リゾート・ファッション

白(もしくはクリーム)、ブラウン、バーガンディの絶妙な色合わせ。

70年代エレガンスを象徴するようなサンローラン・スタイルです。

間違いなくリバイバル・ヒットしていくであろうリゾート・ニット。

そして、ブリジット・バルドーのようなメイク。

キャロライン・マンロー、ロジャー・ムーア、バーバラ・バック。

オフショット。

ロータス・エスプリに腰掛けるバーバラ。

アニヤ・アマソワ・ルック6 パンツルック
  • 白のパンツスーツ、スタンドカラーのジャケット
  • バーガンディのインナー、長袖
  • ブラウンレザーのベルト
  • ニットキャップ
  • ウェッジソールサンダル

カーリー・サイモンの甘いテーマ・ソングとマーヴィン・ハムリッシュのロマンティックな調べ。そして、バーバラ・バックの成熟したオンナの色気とジェームズ・ボンドのユーモアを伴ったダンディズム。子供やU21が入り込む余地のない世界観だからこそ、子供や若者にとって、その世界観は、憧れの対象になるのです。

ボンド・ムービーのタイムレスなカッコ良さは、現代社会に蔓延る、子供や若者に媚びる要素が全く存在しないところにあるのです。ロジャー=ボンドは、言い放ちます。「私のユーモアについてこれないなら、それはそれでいいんですよ」と。この大人の余裕・・・子供や若者を無視した大人の世界を作り上げたからこそ、永遠に憧れる大人の世界が作り出せた訳なのです。

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ラグジュアリー・ルームウェア





アニヤ・アマソワ・ルック7 ルームウェア
  • カーキーのロングガウン

現在において、圧倒的な支持を得るであろうラグジュアリー・ルームウェアの見本のようなスタイルがここにはあります。私たちは、そろそろ、ストリートに飽き飽きして、70年代エレガンスに方向転換すべき時期なのかもしれない。

スニーカーを捨てて町に出よう!