【ラルチザン】オンドソンシュエル（ベルトラン・ドゥシュフール）

オンドソンシュエル

原名：Onde Sensuelle
種類：オード・パルファム
ブランド：ラルチザン
調香師：ベルトラン・ドゥシュフール
発表年：2014年
対象性別：ユニセックス
価格：125ml／29,160円

香水レディースラルチザンパフュームオンドソンシュエル EDP 1.5ml 「サンプル香水」L Artisan Parfumeur Onde Sensuelle

価格:1,280円
(2022/1/31 18:43時点)
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官能という名の電車
香水データ

官能という名の電車

@L’Artisan Parfumeur

2013年に、ラルチザンも最上級フレグランス・ラインの展開を図りました。結果的には継続できなかったのですが、その最上級ラインの名を「エクスプロージョンオブエモーション」と申します。〝恋愛における感情の高まりを香りで表現する〟というテーマで創り出された作品が一挙3作品発売され、翌2014年にも〝人が内に抱える何かを揺さぶる感情を香りで表現する〟というテーマで3作品発売されました。

「オンドソンシュエル」は、第二弾の3作品のうちのひとつです。その名の意味は「官能的な波、情熱を乗せてやってくる波」です。肌の下に波打つ、飽くなき貪欲な欲望と理性の波をイメージした香りは、ベルトラン・ドゥシュフールにより調香されました。

ジンジャー、サフラン、クミンの燃えるようなスパイシーブーケ（グレープフルーツが素敵な仕事をしており、燃えるようなスパイスの中に奇跡的な軽やかさを生み出している）とジュニパーベリーやカルダモンのアイシーなパリッと感（ここでもグレープフルーツは素敵な仕事をしている）が織りなすコントラストがめくるめく官能（ホット）と理性（クール）のせめぎあいをイメージしています。

トップのスパイシーさは、アイシーさを経て、アニマリックなムスク（うっとりするような大環状ムスク）に包まれたジャスミンの甘さ（グラース産のジャスミン・サンバックなので気品がある香り）となります。それは、まるで一番情熱的なあの日が蘇るような懐かしさに満ちた香りです。

グレープフルーツとクミンのバランスの絶妙さが〝波〟なのでしょう。それは、まるでオペラの登場人物のように要所要所で決定的な存在感を示してくれます。逆に言うと、この二つの香料を意識してこの香りに接すると、〝全く異なったノートの組み合わせから調和を生み出している〟この香りの天才性に感動させられるのです。