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モード・アダムス3 『007 オクトパシー』4(2ページ)

ボンド ガール
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再びサリー姿で登場するオクトパシー

何よりもこのオクトパシー美女軍団のコスチュームはアリなのだろうか?

百済観音像のような美しいドレープを放つサリー。

オクトパシーにはサリーがとても似合います。

片方の手首にだけバングルを重ね付けしています。

実に美しい真珠のネックレス。

イヤリングとネックレスの調和も文句なし。

腹筋はこのくらいが丁度いい。何事もやりすぎは禁物です。

オクトパシー・ルック8 二着目のサリー
  • スカイブルー・サリー
  • 真珠のネックレス
  • バングル重ね付け

タイトルと同名のキャラクター、美しいアマゾンのモード・アダムスは、拍子抜けするほど温かみがあって、母親的だ。おセンチといってもいい。オクトパシーはリーダーだが、つぎの瞬間にはうすのろになってしまう。周囲でなにが起こっているかもご存じないらしい。この役柄自体が大失敗の上に、演技が人畜無害のにこやかなものであるため、ボンドをタコ形のベッドに誘い込んだときも、これはきっと枕にもたれて、ミルクティーでも飲むつもりだろう、と思えてくる。

ポーリン・ケイル

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そして、最後にエキゾチック・パジャマで冴えなくも撃沈。


オクトパシー・ルック9 パジャマ
  • 黄金のシルクパジャマ

オクトパシーのアイコニック・ファッションは、ホワイトガウンと、二種類のサリー、そして、赤のジャンプスーツの4点でしょう。ひとつだけ残念なのは、折角のボンドガール屈指の美脚をビキニなりアズディン・アライアのボディコンなりでもう少し見せて欲しかった所です。

オクトパシーという役柄のもつ〝男を夢中にさせて骨の髄までしゃぶりつくして財を成してきた〟という背景が伝わる、エロティックな要素をもっと反映させるべきでした。見た目が気品に満ち溢れているモード・アダムスがそういったファッションに身を包むからこそ、オクトパシーという役柄に凄みと真実味が生み出せたはずなのです(しかし、ジョン・グレンにそういったファッションIQを求めるだけ無理な話か・・・)。