マドンナ略歴
- 1958年8月16日 ミシガン州ベイシティで生まれる(6人兄妹の3番目であり長女)。
- 1977年 ミシガン大学を中退し、35ドルを片手に、グレイハウンドバスでニューヨークへ。
- 1982年 「エヴリバディ」で歌手デビューを果たす。
- 1983年 デビュー・アルバム『バーニング・アップ』を発売。全米で500万枚、全世界で1000万枚を売り上げる。
ヴァージン・ツアー
コスチューム:マリポール
1985年4月10日~6月11日にかけて、アメリカ・カナダで全40公演。
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マドンナ・コンサート・スタイル1 ヴァージン・ツアー1
- 薄いパープルカラーのバンダナ
- 山本寛斉風の派手な柄のジャケット
- スタッズ・レザー・ベルト
- グリーンのミニスカート
- グリーン・シースルー・クロップトップから見える黒ブラ
- レースのレギンス
- 十字架のイヤリングとネックレス
- ブラック・ショートブーツ
マドンナ・コンサート・スタイル2 ヴァージン・ツアー2
- ホワイトレースのロンググローブ
- ホワイトチューブトップ
- 膝丈のタイトなホワイトスカート
- ホワイトレース・レギンス
- 白のルーズソックス
- 白のショートレザーブーツ
- 白のバンダナ
マドンナ・コンサート・スタイル3 ヴァージン・ツアー3
- 白のパニエ
- ホワイトクロップトップ、十字架プリント
- 白の刺繍入りジャケット
- 白のレースロンググローブ
- 白のレースレギンス
- 白のレースアップ・ショートブーツ
- 白のバンダナ、十字架のイヤリング
1985年5月号のタイム誌の記事で命名されたマドンナ・ワナビーが増殖する中で開催された初ツアー(ビースティ・ボーイズがオープニング演奏をつとめた。当初ランDMCが予定されていた)。北米のみのツアーでしたが、マドンナのぶれない本質が、すでに最初から見て取れます。彼女はカメレオンのように変化する人。しかし、変化してもマドンナである理由は、やはり彼女自身の精神性がしっかりしているからでしょう。「私はエンターテイメントの太陽神になる」マドンナはそれを叶えることのためだけに生まれてきた人でした。
このコンサートで使用された衣装は、すべて、マドンナの友人のマリポールが経営するグリニッジ・ヴィレッジのショップ「マリポリタン」から、1985年2月にマドンナ自身が選抜したものでした。
彼女に憧れ多くの日本人のポップスターもカメレオンのように変身を見せ付けたわけですが、そこには大した精神性は存在せずに(基本的に事務所の言うがままに)、ただ着せ替え人形が気まぐれに衣装を着ました感。もしくは「私ってセクシーでしょ?」感に満ち溢れており、それは48人で集まるあの盆踊りのような「自己を失ったマシーンたち」の「寄せ集め」の退屈しのぎに過ぎないものでした。
マドンナの本質とは何か?それは一人のポップスターが、ファッションの歴史を先導した点にあります。明らかに1980年代以降のファッション・シーンにおける彼女の影響力は、甚大です。しかし、それが本格的に分析されていないのも事実です。だからこそ、その始まりとしてこのサイトの『マドンナ伝説』は存在するのです。