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メゾン・フランシス・クルジャン

【メゾン フランシス クルジャン】ロー ア ラ ローズ(フランシス・クルジャン)

メゾン・フランシス・クルジャン
©Maison Francis Kurkdjian
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ロー ア ラ ローズ

原名:L’Eau A La Rose
種類:オード・トワレ
ブランド:メゾン・フランシス・クルジャン
調香師:フランシス・クルジャン
発表年:2019年
対象性別:女性
価格:70ml/37,400円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム

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マリー・アントワネットのローズ・ウォーター

©Maison Francis Kurkdjian

18世紀の女流画家ルブランは、多くのマリー・アントワネット(1755-1793、フランス国王ルイ16世の王妃であり、1789年フランス革命によりギロチン台で刑死)の肖像画を描きました。

フランシス・クルジャンは、その中でも有名な一枚である『薔薇を持つマリー・アントワネット王妃(仏名:ア・ラ・ローズ)』(1783年)から、イマジネーションを膨らまし、メゾン・フランシス・クルジャンで、2014年に日本人女性のために日本限定販売のフレグランス「ア ラ ローズ」を作り上げました。

手に持つローズは、センティフォリア・ローズである。

そして、5年の月日が経ちました。再びフルーティなトルコ産ダマスクローズと、蜂蜜のように甘いグラース産センティフォリアローズの2種類のバラ400本を70mlのボトルに詰め込んだオード・トワレ・ヴァージョンとして「ロー ア ラ ローズ」(ア ラ ローズの水)という名の香りを創りました。

この香りのテーマは、「明け方に摘み取ったバラの花びら」の繊細な優しさをそのままボトルの中に封印することでした。

そして、今回は、蜂蜜のように甘いグラース産センティフォリアローズ(1年に1度しか咲かない蒸留できないほど繊細なバラの花を、溶剤抽出しアブソリュートを得る)の香りが、フルーティかつスパイシーなブルガリア産ダマスクローズの香りを若干圧倒するように、前回とはその濃度を反転させています。

ジューシーな洋ナシとライチが明るく弾け合うようにしてこの香りははじまります。すぐに2種類のローズがピオニーと共に現れます。

オリジナルには存在しなかったグリーンでフルーティなピオニーと、ジューシーで甘くピリっと酸味の効いたライチが、はじまりから終わりまで存在し、ムスクと結びつき、フルーティなムスキーローズ=若々しい石鹸のようなエアリーローズを生み出してゆきます。

6年後に処刑される肖像画よりも遥か前のマリー・アントワネットのバラの香り。それはまだフランス王太子だった頃のルイ16世と1770年に結婚し、1774年に王妃になり、ルイ16世からプレゼントされたプチ・トリアノンで過ごす〝10代のマリー・アントワネット〟の自由奔放さを体現した香りともいえます。

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香水データ

香水名:ロー ア ラ ローズ
原名:L’Eau A La Rose
種類:オード・トワレ
ブランド:メゾン・フランシス・クルジャン
調香師:フランシス・クルジャン
発表年:2019年
対象性別:女性
価格:70ml/37,400円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム


トップ・ノート:ライチ、洋ナシ
ミドル・ノート:グラース産センティフォリアローズ、トルコ産ダマスクローズ、ヴァイオレット、ピオニー
ラスト・ノート:ムスク