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ラトリエ デ パルファム 大丸神戸店【全国香水聖地巡礼超ガイド2025】

関西・名古屋
©大丸神戸店
関西・名古屋
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ラトリエデパルファム大丸神戸店

聖地評価:ニツ星
約10年ほど前。かつてブルーベル・ジャパンでは、業界屈指の地獄のトレーニング&ロールプレイが行われていました。今ではコンプライアンス的に決して行うことが出来ない内容ですが、あの時代を生き延びてきたソムリエールの多くは、今でも超一流のフレグランス・エキスパートとして活躍しています。2025年8月22日にコーナーが拡大し、キリアンを取り扱うことになったこちらの女性チーフ様も、あの時代を生き抜いた筋金入りのスペシャリストの方です。

場所 兵庫・三宮
住所 兵庫県神戸市中央区明石町40番地 1F 化粧品売場
電話 078‐393‐1663

2025年8月22日により大きなスペースに移転を果たしたラトリエ デ パルファム 大丸神戸店は、関西で4番目のキリアン取扱店となりました。こちらの女性ソムリエール様はとても素敵な方なのですが、その下で働かれているスタッフの方々も、香水愛に満ちた素晴らしい方々揃いです。

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〝新しい香りの聖地〟として大躍進中の神戸大丸店

1939年の大丸神戸店。

©大丸神戸店

1927年に現在の場所に誕生した大丸神戸店は、1968年11月11日、全館改装が完成したが、1971年から1996年にかけ、1933年10月1日に開業したそごう神戸店に売り上げで負けてしまっていました。そして衰退の一途を辿っていた大丸神戸店は、1987年から旧居留地の開発に着手し、反撃のタイミングを狙っていました。

分岐点は、1995年1月17日の阪神・淡路大震災でした。この災害により、大丸神戸店は建て替えすることになり、時代遅れなイメージを払拭し、ハイセンスな百貨店への脱却を目指しました。

かくして1997年3月2日、震災から776日ぶりに全面営業再開すると同時に、ハイセンスな百貨店として、そごう神戸店の売り上げを越えていくことになりました。2024年2月期には売上高を15年ぶりに900億円台に戻し、2025年には1000億円の大台に到達することは確実視されています(一方、神戸阪急の売上高は429.8億円)。

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遂に、キリアンの香水、神戸上陸。

パリのキリアン店舗 ©KILIAN PARIS

パリのキリアン店舗 ©KILIAN PARIS

大丸神戸店にあるラトリエデパルファンのフレグランス・カウンターは、歴代の名チーフを生み出してきました。御一方は、その後、かつてブルーベルにフィールドコーチが存在した時代(つい数年前まで)に、フィールドコーチとして活躍され、現在は大阪オフィスのマネージャーのような立場で、関西のブルーベルのスタッフにとって〝先生〟のような存在として皆の尊敬を得ておられます。

そしてもう御一方は、かつて大丸心斎橋店のチーフとして大活躍し、現在大丸梅田店のチーフをしておられる女性ソムリエール様です。

昔のブルーベルには、強固なトレーニング&ロールプレイが存在していました。そのため現在ルシヤージュ 京都で活躍しておられるジェイアール京都伊勢丹店の元チーフ様含め、とんでもなくすごい方が多かったものです。

約5年以上、かの地でチーフをつとめておられる女性ソムリエールの方も、その遺伝子を引き継いでいる素晴らしい方です。何よりも性格が良く、人当たりが良く、初心者の方々にとっても、臆せずにごく初歩的なことも聴きやすい方でしょう。

それでいて、あらゆる香水ブランドの知識量も素晴らしく、カイエデモードも愛読して下さっている方です。更に言うなら、2025年8月22日にコーナーが移動し、ディプティックの隣に移り、キリアンが取り扱われることになりました。

関西でキリアンの取扱店は、京都高島屋、阪急メンズ大阪、大阪高島屋の4店舗のみです。