クラシック インテンス
原名:Classique Intense
種類:オード・トワレ
ブランド:ジャン=ポール・ゴルチエ
調香師:フランシス・クルジャン
発表年:2014年
対象性別:女性
価格:日本未発売
女を超えた女を生み出す魔性の液体。それが『超クラシック』。

©JeanPaul Gaultier
ジャン=ポール・ゴルチエが、1993年にはじめて生み出した香りは、当初「ジャン=ポール・ゴルチエ」の名でオード・パルファムとして発売されました(最初はトルソーボトルに金属のコルセットが付いていた)。
この香りは、1995年にブランド初のメンズ・フレグランス「ル マル」が発売されるにあたり、名を改め「クラシック」として人々に知られるようになるのでした。
そのフランカーとして2014年に発売された「クラシック インテンス」は、「ル マル」を生み出したフランシス・クルジャンにより、〝香りの40%はオリジナルで、60%は新しく追加された成分〟のフロリエンタルの香りとして調香されました。クルジャンが唯一調香した「クラシック」のフランカーでした。
女性のために作られた、両性具有の女神の香り

ジャン=ポール・ゴルチエ 2012-2013秋冬 オートクチュール・コレクション アンドレア・ペジック ©JeanPaul Gaultier
この香りが誕生した頃のジャン=ポール・ゴルチエのランウェイには、トランスジェンダーのファッション・モデルであるアンドレア・ペジックが現れ、クロスジェンダー旋風をファッション業界に巻き起こしていました。そんな彼女が着ているコルセットが「クラシック インテンス」のイメージです。
それは両性具有の女神の香り。オレンジ・ブロッサムとチューベローズ、ローズ、バニラのブーケであるオリジナルの香りに、黄金の花の蜜をたっぷりと垂らし、もっとしなやかに輝かせたこの香りは、太陽のように甘やかに明るく輝くクリーミーなティアレ・フラワーに、フルーティーなザクロの果蜜が降り注ぐようにしてはじまります。
ふんわりと綿菓子のような甘さの中に、パチョリが溶け込み、とても円やかで魅惑的な上品な甘さを広がらせてゆきます。すぐに同じく太陽に愛され眩いばかりのオレンジ・ブロッサム、ジャスミン、ローズの贅沢なフレッシュ・フローラルブーケに満たされてゆきます。そこに、酔わせるリキュールのようなミルキーハニーな透明感に溢れるバニラ×パチョリが注ぎ込まれてゆくのです。
〝いつも心に太陽を〟な明るく、楽しく、豊かな前向きな気持ち=パワーを運んでくれる、ティアレ・フラワー×ジャスミン×オレンジ・ブロッサムがきらめく流星のように感じられる香りです。エリーサーブの「エリーサーブ ル パルファム」の姉妹作のような香りです。
キャンペーン・モデルは、オランダ出身のスーパーモデル、ライアン・テン・ヘイケン(1986-)です。
香水データ
香水名:クラシック インテンス
原名:Classique Intense
種類:オード・トワレ
ブランド:ジャン=ポール・ゴルチエ
調香師:フランシス・クルジャン
発表年:2014年
対象性別:女性
価格:日本未発売
トップノート:ザクロ、ティアレ・フラワー
ミドルノート:オレンジ・ブロッサム、ジャスミン、ローズ
ラストノート:パチョリ、バニラ