香水名:フィグリーフパフューム ウォーター Feuille de Figuier オーデコロン
ブランド:ロジェ・ガレ
調香師:マティルデ・ビジャウイ
発表年:2018年
対象性別:ユニセックス
価格:50ml/4,500円、100ml/6,200円
トップノート:ベルガモット、マンダリンオレンジ、ガルバナム
ミドルノート:フィグリーフ、ネロリ
ラストノート:シダー、ベンゾイン
ルイ14世(1638-1715)が好んで食していたと言われるフィグを香りにした「フィグパフューム ウォーター」(2013年にフランシス・クルジャンが調香)の姉妹版として、2018年5月14日に発売された「フィグリーフパフューム ウォーター」は、アロマティック・グリーンの香りです。それはマティルデ・ビジャウイにより調香されました。
それは青い地中海とエステレルの赤い岩肌を見下ろす丘へと長い坂道を登りきり、ゆったりとイチジクの木陰でひと休みするイメージで作られました。
フレッシュなベルガモットを、バニラの香りに似たベンゾインと組み合わせ、爽やかな甘い香りに仕上げています。特にベルガモットとマンダリンオレンジに、バルサミックなガルバナムをブレンドすることにより甘さを抑えた大人のイチジクの雰囲気を生み出しています。
ロジェ・ガレの専売特許とも言える〝安価な天然香料と合成香料を巧みにブレンドすることにより、その価格以上の価値を生む香りを創造する〟姿勢。それは、カリス・ベッカーの伝説的な言葉である「極上の天然香料が、極上の香りを生むわけではない。一方、安価な天然香料が、安価な香りを生むわけでもない。だからこそ、調香師は存在するのだ」を体現しているのです。