ボンドムービー最高のタイトルソング『ムーンレイカー』
ジェームズ・ボンド・スタイル2 ピンストライプスーツ
- ネイビーのピンストライプスーツ、3ピース、ノッチラペル、ダブルベンツ、2つボタン
- フランク・フォスターの白シャツ、タブカフス
- ネイビーの英国式ストライプタイ、シルバードット入り
- サルヴァトーレ・フェラガモの黒のホースビットローファー
この作品で、ロジャー・ムーア(1927-2017)の三代目ジェームズ・ボンドがはじめて3ピースのスーツを着ることになります。
それは兎も角として、モーリス・ビンダーによるメインタイトルのデザインは実に幻想的でシャーリー・バッシーの主題歌と見事にマッチしています。元々は、フランク・シナトラ、ケイト・ブッシュに依頼されていた主題歌なのですが、私は、このシャーリーの主題歌は、ナンシー・シナトラの『007は二度死ぬ』の主題歌に匹敵する名曲だと思います。
ディスコ時代の007。
ジェームズ・ボンド・スタイル3 ネイビーホップサックジャケット
- ネイビーのホップサックジャケット、2つボタン、ダブルベンツ、アンジェロ・ローマ
- フランク・フォスターのライトブルー・シャツ、タブカフス
- カーキ色のウール・トラウザー
- 黒ベルト
- ネイビー、レッド、ホワイト、ベージュの米国式ストライプタイ
- ブラックのホースビットローファー
この作品が公開された1979年とは、1978年に公開された『サタデー・ナイト・フィーバー』によりディスコブームが世界中に渦巻いていた時代でした。そのため、ボンド・スーツもシャツの襟の長さ、ジャケットのラペルの広さ、パンツのフレアー具合といった部分が、ジョン・トラボルタが着ても違和感がないほどにディスコ時代のシルエットとなっています。