マドンナ・ワナビーの誕生。
マドンナが最も自信があるあるパーツの一つ。それはおへそです。
マドンナのみがマドンナである所のすごさ。
これぞ、マドンナのボーイトイ・イメージ！
ボーイトイ・ベルトが素晴らしいです。
1980年代に入るまで、ロックスターやポップスターに対するファンのリアクションは、彼らに対する憧れから、同じ格好をするということはありませんでした。しかし、マドンナの登場が、ファンもマドンナになれるという妄想を掻き立てることに成功しました。ファッションモデルのように長身で細くない、平均的な肉体を持つマドンナが起こした革命は、ある意味、少し前に爆発的ブームになったAKBブームに共通する部分があります。
マドンナ・ワナビー（We wanna be like Madonna!）の誕生です（1985年5月号のタイム誌の記事で命名された）。マドンナのコンサートに沢山現れたマドンナ・ファッションに身を固めた女性ファンたちは、その姿で、街に繰り出すようになりました。それは1984年から86年にかけてピークに達します。ファッションだけでなく、話し方や仕草までもマドンナになろうとする女の子たちが増えたのです。この時期のマドンナは「等身大のアイドル」だったのです。
沢山のビーズ、レーストップ、ブリーチしたヘアー、十字架アクセ、黒のチューブスカート、足首でカットされた白のレースタイツ。ブレスレット、ビスチェ、メンズボクサーショーツの重ね着。これらが、マドンナ・ワナビーのファッションの特徴です。そして、1985年にNYのメイシーズに「マドンナランド」がオープンしました。やがて、ワナビーは、1986年のアルバム『トゥルー・ブルー』のリリースによる、マドンナの劇的変身と共に消滅しました。
『ライク・ア・ヴァージン』ライブ・パフォーマンス
MTVアワード。1984年9月14日。
1985年の日本のTVショー。
ブロンド・アンビション・ツアー。1990年4月27日、横浜。
ブロンド・アンビション・ツアー。1990年。
コンフェッション・ツアー。2006年。ロンドン。