ルイ ヴィトン 表参道店
場所 東京・表参道
住所 東京都渋谷区神宮前5丁目7−5
電話 0120-26-4115
ルイ・ヴィトン表参道店の女性店長様は、ラグジュアリー・ブランドの販売員として本来のあるべき姿を部下達に示し、伸び伸びと働ける環境を作ることに長けた超一流のマネジメント能力の持ち主です。
「ハイブランドの香水はお土産です」という間違った考えを持つ店長が多い中、超一流の指揮官の下で、ルイ・ヴィトンのフレグランス・カテゴリーにおけるトップオブトップと呼ばれるベテランの男性フレグランス・スペシャリストO様と、その上司に当たる若き男性フレグランス・スペシャリスト様(正確には、ファイン・ジュエリー・スペシャリストも兼任しておられ、両方のチームマネージャーでもある)がここにはいます。
日本で最高峰の御二方の接客力は、一言で言うと、〝あなたが知らない、あなたの世界〟を教えてくださるところにあります。
ルイ・ヴィトンによるラグジュアリー・フレグランス革命
1992年、1993年、1994年の3年間は、21世紀の香水文化に決定的な影響を与えることになる3年間でした。それは「ロードゥ イッセイ」(1992/ジャック・キャヴァリエ)と「シーケーワン」(1994/アルベルト・モリヤス)などの香りにより、一般男女が香水を積極的に使用するようになる〝フレグランスの民主化〟が始まった3年間でした。
一方で、ブルガリ初のフレグランス「オ パフメ オーテヴェール」(1992/ジャン=クロード・エレナ)が発売され、庶民には手の届かないハイブランドのエントリープライス商品として、香水はラグジュアリー・ブランドにとって〝ブランドのアンバサダー〟の役割を担う事になったのでした。
時は過ぎ、2016年9月15日(木)、ルイ・ヴィトンから70年ぶりにフレグランスが発売されることになりました。一夜にして一挙7種類の香りが発表されたこのコレクションの名を「レ パルファン ルイヴィトン」と申します。
そして、この時、関東では松屋銀座、関西では梅田阪急のみ二店舗で販売するという戦略により、ルイ・ヴィトンはラグジュアリー・フレグランス販売に革命を起こすことに成功したのでした。
ルイ・ヴィトンによるラグジュアリー・フレグランス革命とは
- ルイ・ヴィトンの世界観を100%体現することのできる超一流の調香師と専属契約する(=ジャック・キャヴァリエ)。
- 一流のフレグランス・エキスパートを他社から雇用し、『本物の香水接客』を突き詰めていく。
- エキスパートと、フレグランスに対する愛を育んでいけそうなフレグランス販売未経験の販売員をシャッフルし、グラース研修に参加させる。
- 社内におけるフレグランス販売の地位をエキゾチックレザー、RTW、WJ等と同等の扱いとする。
- ラグジュアリーな販売スペースの確保。
- 香水体験をして頂けるように、時間をかけてお客様の香り探しに寄り添っていく姿勢を大切にする(間違っても〝もし気に入らない香りであっても、インテリアとしてもオシャレですよね〟という売り方はしない)。
こうして、民主化されたフレグランスに再び、王政復古を掲げて生み出されたこのルイ・ヴィトンのフレグランスを販売するために、特に優れたフレグランス販売力を持つ販売員たちが、フレグランス・スペシャリストのタイトルを持つことになったのでした。
これは同じように専属調香師を抱えるラグジュアリー・ブランド(カルティエ、エルメス、ブルガリ)が行っていない画期的な試みです。
ルイ・ヴィトンのトップオブトップ
2002年に青木淳設計によりオープンした表参道店(ルイ・ヴィトンの内装は基本的に全てピーター・マリノ)には、二人の男性フレグランス・スペシャリスト様がおられます。
御一方は、グラース研修にも参加したベテラン販売員O様(この御方はカイエデモードが改めて取り上げる必要のないほど、他の香水メディアにおいても有名な方です)であり、もう御一方はその上司に当たる若き男性フレグランス・スペシャリスト様(正確には、ファイン・ジュエリー・スペシャリストも兼任しておられ、両方のチームマネージャーでもある)です。
最初に、ベテラン販売員のO様についてご紹介させてください。この方は約20年間ずっとルイ・ヴィトンでトップ・パフォーマーとして活躍してこられた方で、いわば日本のルイ・ヴィトンを象徴するトップオブトップとも言える方です。
2016年9月にルイ・ヴィトンがフレグランスを取り扱うことになってからずっとルイ・ヴィトンのフレグランスのアンバサダーとして、継続してフレグランス・スペシャリストとして活躍しておられます(ルイ・ヴィトンはひとつのカテゴリーだけを集中して販売することが許されないので、この方がスペシャリストであり続けていることは、大変な努力の賜物なのでしょう)。
何よりも重要なのは、ルイ・ヴィトンのフレグランスの世界観について、しっかりとストーリーをお客様にお伝えしながらも、ビジネス的な責任感もしっかりと持って、数字も生み出し続けているところにあります。
知識が多くて数字が伴わない訳でも、数字ばかり追求して知識が伴わない訳でもないのです。ルイ・ヴィトンのスペシャリストとは、この両方のバランス感覚を兼ね備えている販売員にだけ許されるタイトルなのです。
O様の香りの表現力は秀逸であり、「オンブレ ノマド」を「ハンサムなウード」と表現したり、お客様に伝わりやすい表現を日々試行錯誤している努力をすごく感じます。
私がO様と話していて心打たれるのは、ベテランでありながら、常に真摯な姿勢でルイ・ヴィトンの香水と向き合っている姿です。たとえばこのようなことを仰られるのです。
「私はずっとお客様にムスクとは何かを説明するために、よりよい表現はないかと考えていました」
「ムスクには、アンブレットシードのような植物性ムスクから、合成のホワイトムスクまで、そしてそれ自体も数種の合成香料により生み出されているものです。洗い立てのシーツの香りもあれば、梨のようなほんのりフルーティな香りまで、本当に幅広く、人それぞれ香り方さえも変わるものです」
「そこで私がふと閃いたのは、お酒におけるアルコールとはどのような味なのでしょうか?これをムスクに置き換えるとわかりやすいのではないかと考えたのでした。つまり、アルコールの味を表現しづらいように、ムスクも表現しづらいのですが、ただひとつだけ確かなことは、”酔わせる”という要素なのです」
この一連の会話の中から、O様のルイ・ヴィトンのフレグランスに向き合う姿勢がはっきり見て取れます。それは”旅”なのです。心からルイ・ヴィトンの香りを愛し、共に〝旅〟をして、人々にその〝旅〟の持つ魅力を的確にお伝えし、同行者を増やしていくタイプの販売員様なのです。
ルイ・ヴィトンのフレグランスがはじめての方にも、関西や地方で、ルイ・ヴィトンのフレグランスを購入した方にも、上京して一度は接客を受けて戴きたい方です。
「オート・パフューマリー」のご契約を日本で唯一頂いた人。
ほんの少し前、日本ではじめて〝世界にたった一つだけのルイ・ヴィトンのフレグランスが作れるメイド·トゥ·オーダー サービス「オート・パフューマリー」〟をご購入され、グラースのレ・フォンテーヌ・パルフュメで、ジャック・キャヴァリエ氏のコンサルテーションを受けられたご夫妻とお会いし、お話を聞かせて頂きました。
2024年11月現在、2500万円で受け付けている「オート・パフューマリー」のご契約を担当された人こそO様だったのでした。
『ルイ・ヴィトンの貴公子』=ルイ・ヴィトンが歩いているような人
最後に、もう一方、2022年にグラースでのエリート研修も終えられた日本で一番ルイ・ヴィトンのフレグランスを販売しているというこの天才フレグランス・スペシャリストの方に脚光を当てさせて頂きたいと思います(この方はファインジュエリーのスペシャリストでもある)。
ファッション・モデル(またはK-POPスター)のような長身の持ち主であり、一目見て、ルイ・ヴィトンというブランドの風格漂う存在感に満ち溢れているこの方は、現在フレグランス&ファインジュエリーのチームマネージャーもつとめられています(O様の上司にあたる方)。
かつて、表参道のフレグランス・スペシャリストの頂点に君臨していた〝エルメス帰りの男〟である神販売員様(現ディオール・ジャパンNo.2)の部下として、フレグランス販売におけるイロハを徹底的に叩き込まれた、エリート中のエリートと言える方です。
以下、この方の素晴らしい接客力について箇条書きしてゆきます。
- ルイ・ヴィトン表参道店の華やかな空間にマッチする、品格と存在感、そして、スケール感を持つ。
- ルイ・ヴィトンの香りについて、ひとつひとつの香りを徹底的に分析している勉強熱心さ。
- 他ブランドの香水に対しても愛が深く知識豊富で、オリヴィア・ジャコベッティの香りやディプティックのキャンドルも愛しているという観点からも、他ブランドをけなさずに、ルイ・ヴィトンの香りの素晴らしさをしっかりと説明できる安心感。
- 初心者から愛好家まで、優しく受け止めてくださる教養の高さと人間としての器の広さ。
- お客様をよく観察し、的確に商品を提案できる信頼感。
つまりは、この方は次世代のルイ・ヴィトンのフレグランス販売のキングオブキングスでありザベストオブザベストなのです。
現在、ラグジュアリー・フレグランスを取り扱っているブルガリ、カルティエ、グッチ、ディオール、アルマーニ、エルメス、クリスチャン・ルブタンといったブランドは、ルイ・ヴィトンによるラグジュアリー・フレグランス革命に対して真摯に向き合い、学ぶべき部分が沢山あるでしょう。
フレグランスを売るということは、バッグを売る以上に、ブランドの世界観を売るということを知らなければなりません。なぜなら、今はまだバッグに50万円を出せない人であっても、4万円台のフレグランスを購入する体験から、このブランドに対する旅がはじまるのですから。
ルイ・ヴィトンのフレグランス革命の真の恐ろしさは、ルイ・ヴィトンの本格的なラグジュアリー・アイテムを持てない人にも、まずは「はじめの一歩」として、財布と同じスタンスで潜在顧客を掴もうとしているところにあるのです。
シーケー・ワンが生み出したフレグランスの民主化から30年の時を経て、フレグランスの一億特権階級化を目論むルイ・ヴィトン革命始動中です!