ローズ ド ロジーヌ
原名:La Rose de Rosine
種類:オード・パルファム
ブランド:パルファン・ロジーヌ パリ
調香師:フランソワ・ロベール
発表年:1991年
対象性別:女性
価格:50ml/16,500円
販売代理店ホームページ:ルシアージュ京都
黒薔薇革命勃発!ロジーヌ王朝の誕生。
今では世界的な大ローズ・フレグランス帝国を築くことに成功したパルファン・ロジーヌ パリが一番最初に創造した香り「ローズ ド ロジーヌ」は、1991年にフランソワ・ロベールにより調香されました。
それは、トルコ、ブルガリア、グラース産の三種類のローズオットーを贅沢にブレンドしたロジーヌが〝ローズのプリマドンナ〟と呼ぶ香りであり、ローズの香りを愛する人々にとってバイブルのような香りです。
創業者マリー・エレーヌ ロジョンは、このローズの香りを生み出したいがためにブランドを創業したと言っても過言ではありません。この香りのテーマは、「ブドワールとオペラのフロントシートで咲く赤い薔薇(=淑女)」です。
パパメイアンの香り
私はオリエンタルローズやパウダリーローズよりもグリーンローズの香りを好みます。そして、私が最も愛するロジーヌの香りは、ローズ ド ロジーヌです。二番目は、ローズベリー ド ロジーヌです。
マリー・エレーヌ ロジョン
この香りは、パパメイアンからインスパイアされた香りです。パパメイアンとは、地球上に17品種しか存在しない〝薔薇の殿堂(Rose Hall of Fame)〟入りしているローズです。
ブラックローズ(黒薔薇)に近いレッドローズであり、35枚のビロードのように繊細で美しい花びらが特徴的です(しかも恐ろしいほど寿命は短い)。香り立ちの良さで代表的なローズであり、女性に心地よさを感じさせるフェニルエタノール、ゲラニオール、ネロール、シトロネロールといった四つの芳香成分が含まれています。
花びらのようにどこまでも柔らかいレッドローズの〝気品だけでなく、優しさもある〟香り立ちが、ヴァイオレットによりさらに引き立ちます。肌の上でローズ紀行が実感できるほどにうっとりするようなローズの色々な側面(パウダリー、ハニー、ソーピー)を感じることが出来ます。
やがて、ローズオットーに、トンカビーン、ベンゾイン、ペルーバルサムがブレンドされ、優しく包みこまれるような魅惑のドライダウンを迎えます。
マリーは、新作がどれだけ生み出されようともこの香りを毎日纏い続けています。彼女にとって「真のローズ・フレグランスとは、最高級の品質と繊細な工程で生み出されるもの。だから本当に高品質なローズ・フレグランスを肌の上に乗せる日々香りが変わり、飽きるどころか、毎日どんな香りがするのか楽しみでしょうがなくなるのです」。
タニア・サンチェスは『世界香水ガイド』で、「ローズ ド ロジーヌ」を「ノスタルジックシプレ」と呼び、「この香水は、最近ではお目にかからない古風なアンバー調のグリーンシプレ。「マ グリフ」や「ミス ディオール」と同様、淑女たちが大きな車から降り立ち、女同士で競い合うために選ぶ香水。男たちの反応など、いつだって二の次なのだ。時間とともに、よそよそしい香りになっていく。」と3つ星(5段階評価)の評価をつけています。
香水データ
香水名:ローズ ド ロジーヌ
原名:La Rose de Rosine
種類:オード・パルファム
ブランド:パルファン・ロジーヌ パリ
調香師:フランソワ・ロベール
発表年:1991年
対象性別:女性
価格:50ml/16,500円
販売代理店ホームページ:ルシアージュ京都
トップノート:トゥールーズ産ヴァイオレット、マリーゴールド、イランイラン、ローズ
ミドルノート:ターキッシュローズ、ブルガリアンローズ、グラースローズ、ジャスミン、アイリス
ラストノート:トンカビーン、ベンゾイン、ペルーバルサム