ジョー マローン ロンドン 神戸阪急【全国香水聖地巡礼超ガイド2025】

ジョーマローンロンドン神戸阪急

場所　兵庫・三宮
住所　〒651-8511 兵庫県神戸市中央区小野柄通8丁目1−8 本館 1階 化粧品売場
電話　078-222-7022

2025年、神戸・三宮で、阪急VS大丸の『香水戦争』勃発中。

そごう神戸店 移転新築開店、1933年 ©大林組

そごう神戸店 1969年

神戸阪急 2019年 © HANKYU HANSHIN DEPARTMENT STORES, INC.

1933年10月1日に開業したそごう神戸店は、1969年の増築により、大丸神戸店（1927～）に匹敵する売り場面積を誇る百貨店になり、1971年から1996年にかけ、大丸神戸店を凌駕する売り上げを上げるようになりました。

一方、衰退の一途を辿っていた大丸神戸店は、1987年から旧居留地の開発に着手し、反撃のタイミングを狙っていました。分岐点は、1995年1月17日の阪神・淡路大震災でした。この災害により、大丸神戸店は建て替えすることになり、時代遅れなイメージを払拭し、ハイセンスな百貨店への脱却を目指したのでした。

かくして1997年3月2日、震災から776日ぶりに全面営業再開すると同時に、ハイセンスな百貨店として、そごう神戸店の売り上げを越えていくことになるのでした。

一方、そごう神戸店は、2000年にそごうが経営破綻した後、絶望的なまでに衰退していくことになりました。そして、2019年に阪急阪神百貨店へ移管され「神戸阪急」として生まれ変わることになるのでした。

神戸阪急に生まれ変わると同時、ルイ・ヴィトンが去り、セリーヌ、サンローラン、バレンシアガ、ヴァン・クリーフ＆アーペル、ブシュロンなど多くのインポート・ラグジュアリー・ブランドが入店することになりました。

阪急阪神百貨店を傘下に抱えるエイチ・ツー・オー リテイリングの2024年度（2025年3月期）の業績は、梅田阪急本店の売上高3,653.5億円（前年比16.3%増、ちなみに伊勢丹新宿本店は4212億円）であり、西日本一の百貨店の地位を確立しています。

次に博多阪急（売上高693.6億円）、阪神梅田本店（売上高647.6億円）と続く中、神戸阪急の売上高は429.8億円で前年比6.3%増と、昨年度の404.29億円で前年比21.7%増と大幅増額となったのと比較すると減速しています。一方でライバルの大丸神戸店は1,000億円が射程に入っています。

そんな「神戸阪急」に生まれ変わる寸前の2018年11月にトム・フォード・ビューティと共にそごう神戸時代に誕生したのがジョー・マローン・ロンドン神戸店でした。こちらにはオープン時からずっと活躍しておられる女性店長様がおられます。

西日本のジョー・マローンのトップオブトップ

©Jo Malone London

大丸神戸店のジョー・マローン・ロンドンに比べ、ごった返すことなく、落ち着いて香りと向き合うことの出来るこの店舗には、オープン時から店長をつとめておられる、西日本のジョー・マローン・ロンドンのトップオブトップである美貌の女性店長様がおられます。

元々国産のデパコスの美容部員をされていたのですが、ジョー・マローンに対する香水愛が高まり転職された方です。

日本にジョー・マローン・ロンドンが上陸したのは、2008年9月3日に東京・新宿の伊勢丹からでした。その1年後に丸の内に日本初の路面店が誕生しました。そんな15年以上の日本における歴史を持つこのブランドの店長としてこの方は、ベテランに入ります。

商品に対する知識だけでなく、他ブランドの香りに対する敬意と探求心も素晴らしく、ひとつひとつの香りに対する表現力もずば抜けたものがあります。

何よりも元々美容部員だったこともあり、様々なビューティーアイテムに対する説明も的確で、それでいて全く事務的なところがなく、情熱的で、もっともっとジョー・マローン・ロンドンの香りが大好きになる〝愛をもって香りをお伝えする〟能力に長けた方です。

香水に対する興味に、初心者も上級者も関係ありません。香水とは、ファッションやライフスタイルを豊かにする〝生命の水〟です。ですからファッションにとって、そのセンスを磨き上げる水であり、日常生活においては、五感が研ぎ澄まされる水なのです。

だからこそ、自分自身がただただワクワクする環境で香りを選ぶことが大切なのです。知識よりも〝こんな素敵な人になりたい〟と思わせるｓドバイザーがいるお店で、一緒に〝明日のための香り〟を選んでもらえたなら、間違いなく最高の経験になることでしょう。

この女性店長様には、その願いを叶えて下さるトータルの魅力をお持ちだと思います。