アイコニックなBBの秘書ルック
ブリジット・ルック2 秘書ルック
- ペールピンクのカーディガン、袖はまくり上げる
- 黒の太レザーベルト
- グレーのペンシルスカート
- 黒のセパレートパンプス
相手役のアンリ・ヴィダルとシャルル・ボワイエは洗練され、楽しく、魅力的だった。ミシェル・ボワロンは私たちを才能豊かに、優しく、ユーモアにあふれ、陽気に指導していた。撮影現場はリラックスした雰囲気で満たされ、作品の成功が予感された。ロケはコート・ダジュールで行うことになっていた。ああ、なんという喜び。
ブリジット・バルドー
ブリジット・バルドーの魅力を容易に伝えたいとき、私はこの作品のBBをお勧めします。ここには、現代女性に最も伝わりやすいかたちで、彼女の魅力が濃縮されています。
ペールピンクのタイトカーディガンにグレーのペンシルスカートの組み合わせは、スカートのシルエットさえ微調整すれば、今も男性をハイセンスに悩殺できるキラーコーデなのです。
本当に彼女の腕の中でリラックスしているワンちゃん
ブリジット・ルック3 ハンティング・ルック
- ベージュのスエードシャツ、両サイドにスリット、立ち襟仕様
- ブルーデニムジーンズ、タイトシルエット
- ブラウンレザーブーツ
バルドーのハンティング・スタイルが古く感じさせません。オードリー・ヘプバーンやグレース・ケリー、マリリン・モンローが、時々感じさせるスタイルの古さをほとんど感じさせないところに、BBという存在の不思議さがあるのです。そして、よく考えるとBBを目指した女優はいたとしても、これまでBBのような女優は存在しなかったことが分かるのです。
BBの魅力。それはBB自身が、女性であることをとても楽しんでる雰囲気が、時代を超えても伝わるところにあるのです。