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ペンハリガン

【ペンハリガン】バビロン(クリストフ・レイノー)

ペンハリガン
©Penhaligon's
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バビロン

原名:Babylon
種類:オード・パルファム
ブランド:ペンハリガン
調香師:クリストフ・レイノー
発表年:2019年
対象性別:ユニセックス
価格:日本未上陸

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バビロンの黄金のバニラ伝説

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2014年にペンハリガンから(19世紀末の)ロンドンと植民地とを結ぶ大英帝国の貿易ルートから想起された「トレードルート コレクション」として、「ロタール」「エンプレッサ」「ラヴァンティウム」「エッサウィラ」といった4種類(うち1種類は限定品)の香りが発表されました(日本では2015年2月25日から全国発売されました)。

そして、2015年に5作目の「ハルフェティ」が発売され、翌2016年に〝エジプト〟をテーマにした二つの香り「Alizarin」と「オードドニル」が発売されました。さらにその流れを汲んで、2017年に発売されたのが、8~9作品目となる〝インド〟をテーマにした「パイタニ」と「Agarbathi(アガルバティ)」でした。

2018年に発表された「カイロ」は、コレクションの記念すべき第10弾の香りでした。さらに2019年に発売された第11弾の香りが「バビロン」でした。前作と同じくクリストフ・レイノーにより調香されたこの香りは、(2021年1月まで)英国の高級百貨店ハロッズ限定の香りでした。日本未上陸の香りです。

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謎に満ちた古代都市の〝ミステリアス・バニラ〟を身にまとう



アッカド語で「神の門」を意味するバビロンは、バグダードの南方約90kmの地点にユーフラテス川をまたいで広がるメソポタミア文明の古代都市です。

ハンムラビ法典で有名なハンムラビ王(在位前1792年-前1750年)が黄金時代を築いたバビロニア帝国の首都でした。さらに紀元前609年から前539年まで、新バビロニア帝国の首都となり、世界の七不思議のひとつ、『バビロンの空中庭園』が、ネブカドネザル2世によって築かれました。

古代都市バビロンは二重構造の城壁で囲まれており、愛と戦争の女神イシュタルや神々の象徴であるライオンや竜ムシュフシュの像で飾られていました。

世界の遺跡の中でもバビロンは、イラクの政治情勢がずっと不安定だったこともあり、発掘調査がほとんど行われていない『謎が多く残る古代遺跡』です。そんな〝謎に満ちた古代都市〟からインスパイアされた香り、それが「バビロン」なのです。

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ミステリアスなオーラを継承し、あなた自身が〝永遠の謎〟になる香り

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はじまりからおわりまで謎に満ちる〟ミステリアス・バニラの香りは、悪徳と神聖さの狭間で身悶えするような香りです。それはメソポタミアの太陽神シャマシュが光臨するように、サフランの閃光からはじまります。

すぐにコリアンダーとナツメグがサフランに溶け込み、荘厳たるスパイスシャワーで包み込んでゆく中、閃光と同じくらい、めまいを起こさせるシプリオール精油(ナガルモタ)の暗闇が到来するのです。

光と闇によろめきながら、燃える果実と焦がされるスパイスに翻弄されていると、やがてうっとりするようなバニラとサンダルウッドが奏でるミルキーでクリーミーな二重奏に満たされていくのです。グルマンでもウッディでもない(蜂蜜のような)バニラに心浮き上がる『香りの空中庭園』が生み出されていくのです。

〝永遠の謎を身にまとう〟それは〝バビロンの黄金のシャワー〟を、自らの素肌に解き放つということ。エキゾチックなバニラがとろけ匂い立つ時、あなた自身がミステリアスなオーラを継承し、そこから果てしない物語が始まるのです。

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香水データ

香水名:バビロン
原名:Babylon
種類:オード・パルファム
ブランド:ペンハリガン
調香師:クリストフ・レイノー
発表年:2019年
対象性別:ユニセックス
価格:日本未上陸


トップノート:ナツメグ、サフラン、コリアンダー
ミドルノート:シプリオール
ラストノート:バニラ、サンダルウッド、シダー