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クロエ

【クロエ】クロエ オードパルファム ナチュレル(ミシェル・アルメラック)

クロエ
©Chloé
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クロエ オードパルファム ナチュレル

原名:Chloé Eau de Parfum Naturelle
種類:オード・パルファム
ブランド:クロエ
調香師:ミシェル・アルメラック
発表年:2021年
対象性別:女性
価格:30ml/10,890円、50ml/15,510円、100ml/22,220円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム

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100%自然由来のサステナブル・フレグランス

©Chloé

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香水の歴史において2008年という年は『クロエ革命』が勃発した年として記憶されるほど、2月(日本は2008年4月2日)に発売された「クロエ オードパルファム」は、世界中にクロエ旋風を巻き起こしました。

2009年と2015年に「クロエ オードトワレ」、2012年に「ロー ド クロエ」、2013年に「ローズ ド クロエ」、2016年に「クロエ フルール ド パルファム」、2020年に「クロエ ローズタンジェリン」とフランカーが次々と発売されました。

そして、クロエの「ローズ革命」最終章として、2021年10月20日に発売されたのが「クロエ オードパルファム ナチュレル」でした。ラグジュアリー・ブランドとしてはじめて100%天然由来成分で作られたこの香りは、ミシェル・アルメラックにより調香されました(ただし、天然成分だけでなく、植物から化学プロセスで得られた合成分子も使用されています)。

ブルガリアのオーガニック農場で栽培されたローズと、モロッコやイタリアのサステナブルな農園で栽培されたシトロン、ネロリ(ビターオレンジ)に、天然由来のアルコールを合わせた100%自然由来にこだわった〝クロエローズ〟の香りです。

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サステナブル・クイーン、ガブリエラ・ハースト様

ガブリエラ・ハースト様とダイアナ・バッグ。

この香りを理解するためには、ひとりの女性について知らなければなりません。その人の名をガブリエラ・ハースト(1976-)と申します。彼女は、2020年12月7日にクロエのクリエイティブ・ディレクターに就任しました。

ちなみにクロエは、ギャビー・アギョン(1921-2014)が1952年に創業し、帝王カール・ラガーフェルドを経て、1997年よりステラ・マッカートニー、2001年よりフィービー・ファイロ、2008年よりハンナ・マクギボン、2011年よりクレア・ワイト・ケラー、2017年よりナターシャ・ラムゼイ=レヴィがクリエティブ・ディレクターに就任するという歴史を見ればわかるように、ウーマン・パワーで創り上げられたファッション・ブランドです。

ウルグアイ人のガブリエラは、家族経営の広大なる牧場育ちであることもあって、2015年秋に創業した自身のブランド「ガブリエラ・ハースト」のファースト・コレクションを2017年2月に行った時からサステナブル・ラグジュアリーを徹底していました。

クロエは、そんな彼女をディレクターに迎えるにあたり、完全にサステナブル・ラグジュアリーの先頭を歩くことを表明したのでした。そして、そんな精神の中生み出されたのがこの香りでした。

ちなみにガブリエラは、2021年1月、アメリカの大統領就任式でファーストレディのジル・バイデンが着用したドレスもデザインしています。まさに、今、もっとも熱いファッション・デザイナーの一人です。

クロエの新しいアイコンバッグ「Edith」

ガブリエラは、2021年2月にクロエ・デビューコレクションとなる2021-22AWコレクションをサン=ジェルマン=デ=プレで行いました。ちなみにこの年の3月3日はクロエの創業者ギャビー・アギョンの生誕100年にあたる日でした。

そして、彼女は、人生ではじめて持ったラグジュアリー・バッグであり、その後15年にわたり使い続けている(クロエが2006年に発売したアイコンバッグ)「Edith(エディス)」を、自身の最初のクロエのアイコンバッグとして復刻させたのでした。

ニーナ・バッグ

ちなみにガブリエラ・ハーストと言えば、世界中のセレブが争奪戦を繰り広げている「ニーナ・バッグ」(ニーナ・シモンにちなんで名付けられた)が有名です。

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自然のバラの香りに酔いしれるように…

©Chloé

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朝露に濡れた白いローズとまだ咲かぬ蕾の新鮮な香りを肌にお届けするという試みに、名匠ミシェル・アルメラックが挑戦したこの香りは、シトロンがシュワっと弾ける中、グリーンとジャミーさを伴わせたブラックカラントが注ぎ込むようにしてはじまります。

まるで雨上がりの草原が、太陽の光を浴び、きらめき、フレッシュグリーンな淡い光で包み込まれていくようなナチュラルな柔らかさを感じることができます。

すぐにピリっと甘いモロッコ産のネロリと花蜜のようなミモザがふんわりエアリーに広がる中、ブルガリアンローズが可憐なる花を咲かせてゆくのです。最初から最後まで香るブラックカラントの酔わせるようなグリーンノートがローズに、自然の生命力を与えてゆきます。

やがて、ほんのりフルーティーなロゼのようなグリーンローズが、シダーとアンブロキシドのクリーミーさに溶け込んでゆき、温かな高揚感で満たしてくれるのです。

ミューズとして『オリエント急行殺人事件』(2017)『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)の英国系ハリウッド女優のルーシー・ボイントン(1994-)が引き続き起用されています。

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香水データ

香水名:クロエ オードパルファム ナチュレル
原名:Chloé Eau de Parfum Naturelle
種類:オード・パルファム
ブランド:クロエ
調香師:ミシェル・アルメラック
発表年:2021年
対象性別:女性
価格:30ml/10,890円、50ml/15,510円、100ml/22,220円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム


トップノート:シトロン、カシスブルジョンアブソリュート
ミドルノート:オーガニックローズ、ネロリ
ラストノート:ミモザ、シダー