京都和菓子図鑑

『千客万来』笹屋伊織【京都の和菓子図鑑】2

    商品名:千客万来
    評価:★★★★★
    金額:1個 108円
    原材料:白生餡、小麦粉、砂糖、加糖練乳、果糖ぶどう糖液糖、水飴、麦芽糖、栗甘露煮、蜂蜜、卵、バター、トレハロース、グリシン、増粘剤(加工澱粉)、膨張剤、香料、乳化剤、クチナシ色素
    賞味期限:90日
    特記:菓子パンを買うよりもお得で、遥かに美味しい。
    公式ホームページ:笹屋伊織




    徳川吉宗が八代目将軍に就任した1716年に創業した笹屋伊織。伊勢の城下町田丸で御菓子司をしていた初代・笹屋伊兵衛が御所の御用を仰せつかり、京へと呼び寄せられたことからその歴史は始まりました。以来、有職菓子司として京都御所や神社仏閣、茶道お家元の御用を務める(28軒のみが御所御用達になる)。笹屋という屋号を持つ和菓子屋の全ての総本家が『笹屋伊織』です。

    代表銘菓は毎月3日間(20、21、22日)のみしか販売されない「どら焼き」です。

    和菓子の醍醐味の一つは紙袋から始まります。

    ベージュ色の袋に達筆な「千客万来」の文字が。兵庫県の金蔵寺/東野学明大僧正によるもの。

    袋を開けると、ほっこりとするこの物体が・・・

    絶妙な色合いです。「アンパンマン」カラーとでも呼びましょう。

    中には栗入りの白あんがたっぷりと入っています。

    これ!ヨーロッパ人にすごく人気があるお味なのです。

    千客万来」という名前の商売っ気に対して、私の率直な意見を述べるとするならば、お祝い事や縁起を担ぐお土産として購入してもらうことを狙っている感じがして、過小評価されている嫌いのある和菓子です。

    しかし、そのお味は、名前で損をしているくらいに、中毒度の高い和菓子の本質を突き詰めた素晴らしいものです。

    なによりも、童話の世界のような温かさに包まれているベージュ色の生地は、その味も素晴らしく、練乳・バター・はちみつを練り上げて作られています。そして、その中にぎっしりと詰め込まれた、甘露煮にされた栗が入ったきめの細かい白あん。和菓子でありながら、上質な洋菓子の舌触りと味を持つこの和菓子を一口食べて、中毒になってしまったヨーロッパ人の友人は数知れない。某有名ファッション・デザイナーも、日本に来るたびにこれをまとめ買いしています。

    それにしても、「千客万来」のフォルムは、まるでマーク・ニューソンがデザインした物体であるかのような見事なフォルムです。



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