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ペンハリガン

【ペンハリガン】ジ イニミタブル ウィリアム ペンハリガン(アルベルト・モリヤス)

ペンハリガン
©Penhaligon's
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ジ イニミタブル ウィリアム ペンハリガン

原名:The Inimitable William Penhaligon
種類:オード・パルファム
ブランド:ペンハリガン
調香師:アルベルト・モリヤス
発表年:2021年
対象性別:男性
価格:75ml/45,100円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム

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ウィリアム・ペンハリガン=アルベルト・モリヤスの香り

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まあ! Mr.ペンハリガン本人ではないですか!

ペンハリガンの創業者でパフューマリー界のプリンス、ウィリアム・ペンハリガンをモチーフにした香りは、力強いタッチと緻密なコンポジションで自信に満ちあふれた唯一無二の存在感を印象づけます。

出会う人すべてを魅了するかのようなオーラの秘密は、霞のように立ちこめるフレッシュなベチバー。心地よい安らぎを誘うアーシーなその香りは神秘的なオリエンタルノートに素朴な温かみを添えて、この上ない気品と洗練された雰囲気をただよわせます。

こんな素敵な香りだなんて、彼が上流社会の紳士淑女に信頼されている唯一の調香師だと納得ですね!

公式ホームページより

2016年11月、英国のフレグランスハウス・ペンハリガンより、イギリスの上流階級の秘密を表現したコレクション<ポートレート>が発売されました。

「19世紀後半、イギリスの田園地帯に建つ大邸宅に住むジョージ卿とその家族たち、一人ひとりのキャラクターとその人間関係、ユーモア、刺激的なエッセンスを香りで表現する。」(公式ホームページより)。

その第七章として2021年3月17日に発売された「ジ イニミタブル ウィリアム ペンハリガン」は、ウッディ・オリエンタルの香りです。現代の〝ウィリアム・ペンハリガン〟とも言える稀代の調香師アルベルト・モリヤスにより調香されました。

「香水を世界一作った人」というギネス世界記録が存在すれば、間違いなくアルベルト・モリヤスの名が記されるであろう。この香りは、ある意味、そんな稀代の調香師であり、ダンディズムを体現する外見によりファッション・アイコンとも言えるアルベルト・モリヤスが、アルベルト・モリヤス自身をイメージした香りと言っても過言ではないでしょう。

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ウィリアム・ペンハリガンとは

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〝イニミタブル〟とは、「他に類を見ない」という意味です。「他に類を見ないウィリアム・ペンハリガン」。つまりこの香りは、架空のドラマの中に、遂に実在の人物が登場するという、パラレルワールドが生み出された瞬間でもあるのです。

ある週末、ウィリアム・ペンハリガンがゲストとして招かれたのは、イギリスの田園地帯に建つジョージ卿夫妻の大邸宅。そこで目にしたのは、嘘やすれ違い、裏切りといった上流階級に潜む真実です。

ジョージ卿は愛人である秘密のクララの存在に自身の人生を心配し、妻であるブランシュ夫人は復讐を企てています。娘のローズ公爵夫人は、退屈な結婚生活のなかで、情熱的な冒険を夢見ているのです…。

それを目の当たりにしたウィリアム・ペンハリガンは、偉大なアーティストがそうであるように、この複雑な人間模様を描く一人ひとりの登場人物を描いた“香りのポートレート“をつくらなければならないと感じたのです。

公式ホームページより

ここでまず、「ペンハリガン」の創業者でもある実際のウィリアム・ペンハリガンについて簡単に説明していきましょう。ウィリアムは、1837年1月27日に、ケルト文化とアーサー王伝説の誕生の地コーンウォールにある港町ペンザンスに生まれました。1861年から、地元で理髪師兼調香師として働いていた彼は、1869年に、一家でロンドンに住居を移します。

そして、ジャーミン・ストリートにあるハマム(トルコ式公衆浴場)で理髪師として働くようになるのでした。やがて、彼は、ここで香水と理容品を販売するようになり、1872年に最初の香り「ハマンブーケ」を誕生させることになるのでした。

企業精神の旺盛なウィリアムは、1874年に、理髪師の先輩であるジーベンスとこのハマンを購入し、ブランド発展の土台としました。そして、1880年に、ジャーミン・ストリート66番地に理髪店兼香水ショップ「ペンハリガン&ジーボンス」をオープンするのでした。

その間、ウィリアムは宮廷お抱えの理髪師となり、自社の製品を上流社会に売り込んでく人脈を着実に作り上げて生きました。そして、1891年には、二号店をセント・ジェームス・ストリート33番地にオープンしました(一号店と繋がっている)。1902年にウィリアムは死去し、同時に、既に亡くなっていたジーボンスの名はブランド名から取り除かれたのでした。

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ベチバーとサンダルウッドが奏でるダンディズムの調べ

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英国の上流階級のエレガンスを体一身に浴びるような感覚に満たされるこの香りには、激しく感情を揺り動かす匂いは一切存在しません。ただただ穏やかな物腰の優雅さを想わせる香りが最初から最後までずっと広がってゆくのです。

「ペンハリガンの名を冠した優雅な男性」の香りは、優雅に弾け出すベルガモットと共に現れるフレッシュでアーシィーなベチバーとジャスミンが、イチジクによりミルキーな滑らかさを与えていくようにしてはじまります。

サヴィル・ロウで仕立てたピークドラペルのグレースーツを着て、エドワード・グリーン(かジョン・ロブ)のシューズを履き、運転手つきのロールスロイスの後部座席に座る自信に満ち溢れた紳士。そんな分かり易い描写こそが、この香りに相応しい男性のイメージなのです。

やがて、この香りの双頭の鷲とも言えるクリーミースパイシーなサンダルウッドが、すべてを円やかに包み込んでゆきます。以後、サンダルウッドは最後まで、この香りの優雅さの伴奏者となるのです。

そして、だんだんと存在感を増してゆくインセンスとアンブロックスが大人の男性の包容力を感じさせる甘い余韻を残していってくれるのです。

クールでエレガントなスタイルを標榜する女性にとってもゲランの「サムサラ」とはまた違った意味で、素敵なあなたを演出してくれる〝ジャスミン×サンダルウッドの傑作〟とも言えます。

ボトルキャップのデザインは、それぞれの香りの主人公を動物に喩えた真鍮製のものとなっています。ウィリアム・ペンハリガンは〝雄羊です。

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そして、この香りの特徴を捉えたボックスパッケージはクリスティヤーナ・S.ウィリアムズにより描かれたものです。

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香水データ

香水名:ジ イニミタブル ウィリアム ペンハリガン
原名:The Inimitable William Penhaligon
種類:オード・パルファム
ブランド:ペンハリガン
調香師:アルベルト・モリヤス
発表年:2021年
対象性別:男性
価格:75ml/45,100円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム


トップノート:ベルガモット、ジャスミン
ミドルノート:ベチバー、インセンス、シダー
ラストノート:サンダルウッド、アンブロックス