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香水を愛するひとびとのまいにちを豊かにしたい!そんなカイエデモードの記事を楽しんで頂いているみなさまに読んでもらえたら幸いです。|2026年4月5日

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ピュール アンブル|ルイ・ヴィトンの究極のラグジュアリー・アンバーグリス

ルイ・ヴィトン
©LOUIS VUITTON
ルイ・ヴィトン
この記事は約5分で読めます。

ピュール アンブル

原名:Pur Ambre
種類:オード・パルファム
ブランド:ルイ・ヴィトン
調香師:ジャック・キャヴァリエ
発表年:2024年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/174,900円

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ルイ・ヴィトンの究極のラグジュアリー・アンバーグリス

©LOUIS VUITTON

「ピュール アンブル」は、私がすべてのルイ・ヴィトンのフレグランスに使用しているアンバーグリスの魅力を一切の制限を設けずに心ゆくまで追求した香りです。

ここで言うアンバーグリスとは、合成のアンブロキサンと天然のアンバーグリスという2つの素材を組み合わせたものです。後者は、ニューカレドニア、インド、スコットランドの浜で採取した素材です。この素晴らしい素材の香りは、非常に官能的で、ほのかに動物的な、深みがあり神秘的です。

ジャック・キャヴァリエ

2016年9月に、ルイ・ヴィトンが、70年ぶりのフレグランスであるレ パルファン ルイ ヴィトン(一挙、7種類の香り)を、ルイ・ヴィトンの専属調香師に就任したジャック・キャヴァリエの調香により発表しました。そして、2018年5月31日に、ブランド初のメンズ・フレグランスを5種類同時に発表しました。

そのすぐ後の、同年8月3日より、松屋銀座&表参道店限定で発売されたのが中東向けに作られた「オンブレ ノマド」でした(ちなみに5月4日から7月末までドバイでのみ販売されていた)。このコレクションは、後に『オリエンタル・パフューム』と呼ばれ、シリーズ化されることになりました。

2023年12月現在第五弾まで発売されているこのコレクションには、ほとんど知られていないのですが、日本では手に入らない天然ウードが10%使用されている『究極の中の究極のウード』が存在します。2021年に誕生し、日本円にして33万円で発売された「ピュール ウード」です。

その「ピュール ウード」の血を継ぐものとして、2024年に一般的なオード・パルファンの2倍にあたる香料濃度40%の『ピュール・パルファン』コレクションがスタートしました。そして「ピュール サンタル」と共に誕生したのが「ピュール アンブル」でした。

ちなみに日本国内で唯一この商品を取り扱っているルイ ヴィトン松屋銀座店では、「ピュール サンタル」の国内在庫は切れていますが、こちらは後数点だけ在庫がまだあるとのことです。
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ピュール アンブル=天然のアンバーグリスへの道

©LOUIS VUITTON

アンバーグリス=龍涎香の存在を西洋に初めて伝えた人はマルコ・ポーロ(1254年頃-1324年)でした。13世紀から14世紀のヴェネツィア生まれの探検家で、元朝の初代皇帝クビライに気に入られ、17年間を中国で過ごすことになります。

彼は『東方見聞録』の中で、1294年にインド洋上にあるソコトラ島沖でマッコウクジラが捕獲され、その腸内で作られる結石からアンバーグリスが採れたことを記しています。

いまだに天然香料の中でもっとも謎に包まれた原料であるアンバーグリスは〝オーシャン・ゴールド=海のゴールド〟とも呼ばれ、トリュフと体臭と良質のシガーが混ざったような香りがするとも、海と動物的な匂いを含んだ甘い香りとも言われています。

1986年以降、商業捕鯨が禁止されたため、現在は偶然に浜に打ち上げられたもの以外は入手できなくなっています。そのため、非常に希少であり、メイン香料として使用することはほとんどありません。主にはかない香りを持つ香料と、ごく少量ブレンドすると、消えやすい香りを長持ちさせることが出来るという使い方がされています。

そんな希少なアンバーグリスという天然香料を、保留剤としてでなく、純粋にその香りの魅力の旅に素肌を導いてくれるのが、この「ピュール アンブル=天然のアンバーグリスへの道」なのです。

ルイ・ヴィトンのアンバーグリスは、ニューカレドニア産の天然のアンバーグリス・インフュージョンが使用されています。そこにフィルメニッヒ社のヘディオンHCとアンブロキサンとcis-ジャスモンがブレンドされています。

それはまるで大海原に太陽の光がいっぱいなきらめくような、フレッシュなアンバーグリスの複雑で繊細な輝きに満たされるようです。そして輝きの中から、だんだんと素肌は、得体のしれない官能的な甘さに包まれてゆくのです。

最高の快楽を味わう瞬間と同じように、言語の領域を易々と超えていく中毒性のある香りです。あらゆる香りとのコンバイニングにも適しています。

メゾン フランシス クルジャンの「バカラ ルージュ540」を連想させる要素もあります。

「ピュール アンブル」と「イマジナシオン」「リマンシテ」「メテオール」の組み合わせは最高です。「ピュール アンブル」「ピュール サンタル」「メテオール」を全て組み合わせても、素晴らしい香りが生まれます。

他にも「パシフィック チル」と「ピュール アンブル」の組み合わせも素晴らしく、フレッシュでありながら官能的な香りが楽しめます。

まだ色々試しているところですが、個人的に一番気に入っているのは、「ピュール アンブル」に「ピュール サンタル」をスプレーした組み合わせです。

ジャック・キャヴァリエ

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香水データ

香水名:ピュールアンブル
原名:Pur Ambre
種類:オード・パルファム
ブランド:ルイ・ヴィトン
調香師:ジャック・キャヴァリエ
発表年:2024年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/174,900円


シングルノート:アンバーグリス、アンブロキサン