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【ランコム】ミル エ ユヌ ローズ(ルイーズ・ターナー)

ランコム
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ミル エ ユヌ ローズ

【特別監修】カイエデモードが崇拝するフレグランス・スペシャリスト様

原名:Mille et Une Roses
種類:オード・パルファム
ブランド: ランコム
調香師:ルイーズ・ターナー
発表年:2022年
対象性別:女性
価格:100ml/31,680円
公式ホームページ:ランコム

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ランコムのラグジュアリーライン〝メゾン ランコム〟とは?

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ランコムのラグジュアリーライン〝メゾン ランコム〟が2016年から展開している「レ・パルファン・グラン・クリュ」は、その名のとおり、特別な産地で生み出された原料をもとに創造された〝香りの特級品〟です。

以下、日本未上陸の全コレクションを時代順にまとめて羅列していきます。

  1. ウード アムブロシアー Oud Ambroisie(イリアス・エウメニデス)2016年
  2. ウード ブーケ Oud Bouquet(ファブリス・ペルグラン)2016年
  3. ジャスミン マジパン Jasmins Marzipane(ドミニク・ロピオン)2016年
  4. テュベルーズ カスタネ Tubéreuses Castane(シャマラ・メゾンデュー)2016年
  5. ラヴァンド トリアノン Lavandes Trianon(オリビエ・ギロティン/シャマラ・メゾンデュー)2016年
  6. ロートル ウード L’Autre Oud(クリストフ・レイノー)2016年
  7. パルフェ ド ローズ Parfait de Rôses(ナタリー・ローソン)2017年
  8. ローズ ベルベランザ Rôses Berberanza(ジュリアン・ラスキネ)2017年
  9. イリス ドラジェ Iris Dragées(ナタリー・ローソン)2018年
  10. オランジュ ビガラード Oranges Bigarades(クリストフ・レイノー)2018年
  11. サンタル カルダモン Santal Kardamon(アマンディーヌ・クレーヌ・マリー)2018年
  12. パチョリ アロマティック Patchouli Aromatique(ジュリエット・カラグーゾグー)2019年
  13. ピヴォワンヌ プランタン Pivoines Printemps(ニコラ・ ボーリュー)2019年
  14. フィグ&アグリューム Figues & Agrumes(アレックス・リー)2019年
  15. マニョリア ローザ Magnolia Rosae(マティルデ・ビジャウイ)2019年
  16. プテトル Peut-Être(ナタリー・ローソン)2020年
  17. ジャスミン ドー Jasmin D’eau(オリヴィエ・クレスプ)2021年
  18. ローズ ペオーニア Rose Peonia(マリピエール・ジュリアン)2021年

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そして、2022年10月14日に発売された19番目の新作が「ミル エ ユヌ ローズ」です。

こちらは、クリスティーヌ・ナジェルにより調香され、1999年と2006年に発売された「ドゥー ミル ローズ/ミル エ ユヌ ローズ」をルイーズ・ターナーが再調香したものとなっています。97%が天然由来成分で作られた香りです(伊勢丹新宿店や阪急うめだ本店など7店舗限定)。

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自社農園「ドメーヌ ド ラ ローズ」について

自社農園「ドメーヌ ド ラ ローズ」©LANCOME

自社農園「ドメーヌ ド ラ ローズ」©LANCOME

2022年3月20日にランコムは、香水の都グラースにおいて敷地面積9.8エーカー(4ヘクタール=東京ドームより少し小さい規模)の自社農園「ドメーヌ ド ラ ローズ(Le Domaine de la Rose)」を開園しました。

50年以上前からローズと香料植物の有機栽培を手掛けてきた元の農園を2020年に買い受け、ランコムを象徴するローズやその他の香料植物を栽培し、さらに生物多様性保護区域を設け農園の活動を再活性化させるというラグジュアリーコスメブランドでは初の試みとなります。

「ミル エ ユヌ ローズ」は、この開園に合わせて生み出された香りです。生育する163種の植物のうち、17種がローズであるこの農園ではじめて収穫されたローズをふんだんに使用した香りです。

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〝1001本のバラ〟を生み出す、6種類の天然のローズ

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6種類の天然のローズのブーケで生み出されるこの香りの中心には、毎年5月の一ヶ月間だけ咲くグラースローズがあります。このローズの蕾が開く寸前の、最も香りが凝縮される朝7時から9時の間に全て手摘みで収穫し、24時間以内に抽出したローズアブソリュートが使用されています。

〝1001本のバラ〟の香りは、ジューシーなマンダリンとベルガモットに光り輝く洋ナシが注ぎ込まれスパークリングするようにしてはじまります。フレッシュグリーンの煌きの中、身も心もローズガーデンの入り口の扉の前に誘い込まれていくようです。

すぐに、6種類の天然のローズが六重奏を奏ではじめます。

  1. ターキッシュローズ・アブソリュート
  2. スパイシーなフレッシュローズの香りがするRose Water Natsource™
  3. アプリコットとタバコの香りがするローズ・ネオアブソリュート(Rose NeoAbsolute™)
  4. ゼラニウムが誇り高く香るロシフォリア(Rosyfolia™)
  5. ライチとフローラルが香るペタリア(Petalia™)
  6. 新しい農場で2021年5月に収穫したグラースローズのアブソリュート

だんだんとピオニーとゼラニウムのみずみずしさが際立つ中、マダガスカル産バニラとアンブロックスがブレンドされた温かな甘やかさに、アンブロックスが美しく広がり、うっとりするような〝ローズの余韻〟で全身を包み込んでくれるのです。

グラースの美しい農園をテーマに、輝く日差しを浴びたローズガーデンの門をイメージしたボトルデザインは、まるで〝薔薇の大自然の舞踏会への招待状〟のようです。

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目の前に咲く1000のバラと、あなたが手にした1つのバラ

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カイエデモードが崇拝するフレグランス・スペシャリスト様がこの香りを身に纏い感じ取られたお言葉の素晴らしさに感動致しましたので、ここに掲載させていただきます。以下、彼女のお言葉となります。

公式ホームページに〝まるで1001本のバラのブーケを凝縮したような、ランコム初のナチュラルフレグランス〟と記載されているのですが、私がこの香りから感じた印象は少し違ったものでした。

何よりも〝1001本のバラ〟という訳に違和感を覚えました。フランス語で1001はMillet Uneのはず、そうではなくあえて、Mille et Une Rosesにしているのは〝1000と1本のバラ〟と考えて欲しいからでしょう。

私のこの香りの印象は、この本来の名の持つ意味そのままです。『目の前に咲く1000のバラと、あなたが手にした1つのバラ。その1001本目のバラこそがこのボトルの中に満たされている液体なのです』もしくは『1000本のバラを凝縮した1001本目のバラの化身=一本のボトル』。

フレグランスの名前って芸術性が高い香りであればあるほど、ネーミングに香りのすべてが凝縮されている気がします。そして、それを正確に捉えることにより、よりその香りの魅力が素肌に伝わり、心を満たしていくものだと私は思います。
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香水データ

香水名:ミル エ ユヌ ローズ
原名:Mille et Une Roses
種類:オード・パルファム
ブランド: ランコム
調香師:ルイーズ・ターナー
発表年:2022年
対象性別:女性
価格:100ml/31,680円
公式ホームページ:ランコム


トップノート:ベルガモット、マンダリン・オレンジ、洋ナシ
ミドルノート:グラースローズ
ラストノート:アンバー、マダガスカル産バニラ