夏に冷房がなかった時代の物語
ジョーダン・ベーカー・ルック8 サマードレス
- ブリムが立った帽子に紫と白のシフォンを巻く
- 紫のサマードレスは、ひじから袖までが広がり、中の白いカットソーも同じ形状
- パール・タッセル・ネックレス、86.71カラットのエメラルド、カルティエ、1925年。
- 白のハイヒールパンプス
ロイス・チャイルズがはじめて評価される時代のはじまり
ジョーダン・ベーカー・ルック9 テンガローハット
- クリーム色のテンガローハット、ブラウンのリボンと白のフェザー
- ピンクのサマードレス
- カルティエのネックレス
- シガレットホルダー
結局のところ、ミア・ファローよりも、ロイス・チャイルズの方が、存在感を示していました。そして、女性が惚れるアンドロギュヌス的な魅力に包まれた低音ボイスもひっくるめて、彼女の存在感の示し方は、クラシーな女になるための教科書とも言えるのです。
もはや可愛さを売りにする時代に飽き飽きしませんか?KPOPのようにマネキンのような肢体で集団舞踏して、キュートさを装ったり、すぐ気の抜ける炭酸飲料のような歌を、みんなで歌えば怖くない精神で歌う、〝誰が権力者の中年男性のために何でも出来る少女か?〟というコンセプトで集められたとしか思えないAV女優を10倍ドロドロにしたような日々を送ってそうな48手女子達の胡散臭い女子力なんかに毒された日々よさらば!今こそロイス・チャイルズを見て、女の持つダンディズムに震えて眠ろうではないか!結局は『華麗なるギャツビー』はロイス・チャイルズのために作られた作品だったのです。