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ライト マイ ファイヤー|さあ、ハートに火をつけて!

キリアン
©KILIAN PARIS
キリアン
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ライト マイ ファイヤー

原名:Light My Fire
種類:オード・パルファム
ブランド:キリアン
調香師:シドニー・ランセスール
発表年:2014年
対象性別:ユニセックス
価格:日本未発売

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ハートに火をつけて!

アディクティブ ステイト オブ マインド —嗅覚への依存、日常からのエスケープ—』コレクションの一つとして2014年10月15日に発売された「ライト マイ ファイヤー」は、キューバ・ハバナ産の葉巻で、チェ・ゲバラが愛用した葉巻としても知られる「モンテクリスト」からインスパイアされた香りです。

キリアン・ヘネシー自身はタバコを吸わないのですが、キリアンの「バック トゥ ブラック」とはまた違った角度からタバコを解釈したこの香りは、シドニー・ランセスールにより調香されました。

〝ライト マイ ファイヤー〟とは、ドアーズの名曲「ハートに火をつけて」も意識して作られた香りです。2人の間で燃え上がる炎(愛やセックス)を歌うこの曲は、1967年に全米No.1ヒットとなり、ジム・モリソンは一気にセックス・シンボルに駆け上がりました(1971年にわずか27歳で急死する)。

上の動画は、1967年9月17日のエド・サリバン・ショーのもの。このとき、歌詞をソフトな表現(麻薬でハイになっている状況を連想させる〝higher〟を〝better〟に変更する)にするという打ち合わせを無視して、本来の歌詞の通り歌ったことにより、エド・サリバンが激怒し、出禁になりました。

その下の動画は、1991年にオリバー・ストーンの1991年の映画『ドアーズ』でその出来事をヴァル・キルマーが再現したシーンです。

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キリアン・ヘネシー自身は喫煙者ではない。

©KILIAN PARIS

チェ・ゲバラ

チェ・ゲバラ

繊細なアロマと甘いスパイスと大地に抱かれるようなチョコレートのようなコクを感じさせるモンテクリストの葉巻の香りは、葉巻を吸い、ハートに火がつくような、あの感覚を素肌で受け止めていくような、フレッシュグリーンでドライウッディな干し草による、アロマティックなタバコの香りからはじまります。ドクターペッパーが弾けるような爆発力も感じられます。

すぐに、たくさんのパチョリと塩っ気の効いたベチバーの土っぽさと、艶やかなクミンのスパイシーさがブレンドされた、豊潤なリキュールのようなハニーの甘さを持つ、柔らかくまろやかなシガースモーキーさに全身は満たされてゆきます。はじまりからおわりまで威風堂々としているこの香りは、押し寄せるようではなく、ゆっくりと立ち上るような感覚があります。

やがて、カスタードバニラも加わり、タバコニーとシンクロするように素肌の上で広がったゆきます。そしてパウダリーでフローラルなヘリオトロープ、クリーミーなトンカビーンが存在感を増してゆき、葉巻はチョコレートやアーモンドのような深みを与えられ、まるでニューオーリンズやハバナの熱帯夜の中で、ジャズを聴きながら、至福のけだるさを堪能しているひと時へと身も心も導いてくれます。

間違いなくバーボンやウイスキーをオンザロックで飲みたくなる香り。とても洗練されており、この香りを肌に乗せると、肉体がアルコールを欲する危険な香りです。

「バック トゥ ブラック」との明確なる違いは、バニラと蜂蜜によりコクのある甘さが加えられている点にあります。セルジュ・ルタンスの「シェルギイ」ともよく比較される香りです。

ルカ・トゥリンは『世界香水ガイドⅢ』で、「ウッディオリエンタル」と呼び、「退屈で重くて時代遅れの、スパイシー ウッディ オリエンタル」と2つ星(5段階評価)の評価をつけています。

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香水データ

香水名:ライトマイファイヤー
原名:Light My Fire
種類:オード・パルファム
ブランド:キリアン
調香師:シドニー・ランセスール
発表年:2014年
対象性別:ユニセックス
価格:日本未発売


シングルノート:クミン、干し草、パチョリ、ベチバー、蜂蜜、バニラ、タバコ、ベチバー、バーチ、トンカビーン、アーモンド、ヘリオトロープ