究極のフレグランスガイド!各ブランドの聖典ページ一覧にすすむ
ボンド ガール

ジル・セント・ジョン1 『007 ダイヤモンドは永遠に』3(3ページ)

ボンド ガール
この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

70年代を象徴するフォークロア・スタイル

これぞ洋ピン・スタイルの真骨頂。ジェットセッター・ルック。

スエードのロングコートの下にはホットパンツ。

ジャッキー・Oのようなホーボーバッグ。

ティファニー・ケース・ルック4 フォークロア・スタイル
  • ブラウンベースのスカーフ
  • フォークロア風ブラウンスエードのロングコート、白のパイピングが効いてる、エルボーパッチ付き
  • 黄土色のインナー
  • ブラウンのショートパンツ
  • ブラウン・レザーのリングベルト
  • ジャッキー・Oのようなホーボーバッグ

本作中、ほんの僅かしか登場しないフォークロア・スタイルのこのコーディネイトが、とても素晴らしいです。特に、エルボーパッチ付きのコート、そして、スカーフのカラーチョイス、インナーのミニマルなバランス感覚がお見事です。恐らく足元はキャメルのロングブーツだと予想されます。

スポンサーリンク

ラナ・ウッドはなぜ殺されたのか?

ボンドガールとして数分の出番しかなかったラナ・ウッド。『ウエストサイド物語』のナタリー・ウッドの実妹です。

しかし、強烈なインパクトを残してくれました。

鳳凰の羽のようなチョーカーがトレードマーク。


ふくよかな胸を強調したパープルのホルターネック・シルクジャージー・イブニングドレスで登場するラナ・ウッド(1946-)。彼女が演じるのはプレンティ・オトゥールというラスベガスのカジノの売春婦です。ボンドと出会い、ラブシーンに望む前にホテルのスイートルームの窓から放り出され、プールに落下して消えていきます。

そして、次のシーンでは、カーク・ダグラスの家のプールで死体となって現れるというボンドガール史上最もぞんざいな扱いを受けました(この不自然な死体シーンまでの流れはカットされており、本編では全く意味不明な状況の下でプレンティの死体が登場する)。