70年代を象徴するフォークロア・スタイル
ティファニー・ケース・ルック4 フォークロア・スタイル
- ブラウンベースのスカーフ
- フォークロア風ブラウンスエードのロングコート、白のパイピングが効いてる、エルボーパッチ付き
- 黄土色のインナー
- ブラウンのショートパンツ
- ブラウン・レザーのリングベルト
- ジャッキー・Oのようなホーボーバッグ
本作中、ほんの僅かしか登場しないフォークロア・スタイルのこのコーディネイトが、とても素晴らしいです。特に、エルボーパッチ付きのコート、そして、スカーフのカラーチョイス、インナーのミニマルなバランス感覚がお見事です。恐らく足元はキャメルのロングブーツだと予想されます。
ラナ・ウッドはなぜ殺されたのか?
ふくよかな胸を強調したパープルのホルターネック・シルクジャージー・イブニングドレスで登場するラナ・ウッド(1946-)。彼女が演じるのはプレンティ・オトゥールというラスベガスのカジノの売春婦です。ボンドと出会い、ラブシーンに望む前にホテルのスイートルームの窓から放り出され、プールに落下して消えていきます。
そして、次のシーンでは、カーク・ダグラスの家のプールで死体となって現れるというボンドガール史上最もぞんざいな扱いを受けました(この不自然な死体シーンまでの流れはカットされており、本編では全く意味不明な状況の下でプレンティの死体が登場する)。