デイジー オーソーインテンス
原名:Daisy Eau So Intense
種類:オード・トワレ
ブランド:マーク・ジェイコブス
調香師:アルベルト・モリヤス
発表年:2021年
対象性別:女性
価格:50ml/14,080円、100ml/18,370円
14年の年月と、31種類のフランカーを経た『究極のデイジー』
私は、「デイジー」という香りによって、ほとんどの人が持っている精神である、のびのびとした新鮮な無邪気さを表現したかったのです。
マーク・ジェイコブス
1986年に、マーク・ジェイコブス(1963-)は、オンワード樫山の支援により自身のブランドを創業しました。そして1996年に独立し、1997年よりルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクター(1997-2013)となります。
2007年にコティと提携していたマーク・ジェイコブスは、史上初めてボトルに花びらをつけたフレグランス「デイジー」を発売しました。村上隆がデザインしたデイジー(ひなぎく)がボトル・キャップに取り付けられた、お花畑を連想させる爽やかなフローラル・ウッディーの香りは、アルベルト・モリヤスにより調香されました。
カジュアルに使えるジーンズのようなこのオリジナルの「デイジー」が31種類のフランカーを経て、ついにアルティメット・ヴァージョン=究極版=最終形態として、2021年9月3日に発売されました。その名を「デイジー オーソーインテンス」と申します。
それは2007年に「デイジー」と共に育ってきた女性が、少女から大人の女性になる成長に合わせた香りとも言えます。
「バカラ ルージュ540」に注ぎ込まれたストロベリーミルクシェイク
夕陽の暖かな輝きをベルガモットに託し、その中にハニーの壮麗なる美を織り込ませ、ストロベリーと洋ナシのコントラストでフレッシュフルーティーの重厚感と高揚感を表現していく〝究極のデイジー〟。
それは輝くベルガモットと洋ナシに照らされ、ハニーに甘やかされた熟したストロベリーが肌の上に滴り落ち、広がっていくようにはじまります。
弾けながら、生き生きと甘酸っぱさを解き放っていく自由奔放なストロベリーは、だんだんとジャミーなとろみを増してゆきます。そして、注ぎ込まれるグリーンモスが、キリリとしたハーブのようにストロベリーを引き締めてゆき、絶妙なバランスで素肌の上で引き伸ばされてゆきます。
すぐに甘やかなジャスミンと気高きローズの祝福を受けながら、バニラとムスクが広がり、ストロベリーミルクシェイクのような円やかさで全身を満たしてくれます。
フローラルとのバランスが絶妙で、ポップアートのようなモード感も併せ持ちながら、うっとりするほどロマンティックに酔わせてくれるストロベリーは、濃厚なアンバーとベンゾインにより、肌と心をどこまでも甘やかすジューシークリーミーな温もりで包み込んでくれるのです。
この香りの素晴らしさは、その二面性にあります。いつもは優しくて気さくな美しいお姉さんと、本気を出すと優雅な微笑を湛える高嶺の花のような絶美なるお姉様が、ひとつの香りに同居しています。
メゾン・フランシス・クルジャンの「バカラ ルージュ540」やバーバリーの「バーバリー ハー」とよく比較される香りです。
黄金色に輝くボトルは、オリジナルのボトルに贅沢なゴールドの仕上げが施され、咲き広がる純白のデイジーの花冠がそのシルエットを引き立てています。
キャンペーン・モデルは、2017年からデイジーのミューズをつとめる、スーパーモデル・シンディ・クロフォードの娘のカイア・ガーバーです。
香水データ
香水名:デイジー オーソーインテンス
原名:Daisy Eau So Intense
種類:オード・トワレ
ブランド:マーク・ジェイコブス
調香師:アルベルト・モリヤス
発表年:2021年
対象性別:女性
価格:50ml/14,080円、100ml/18,370円
トップノート:ストロベリー、洋ナシ、ベルガモット
ミドルノート:ハニー(蜂蜜)、ジャスミン、ローズ
ラストノート:バニラ、ムスク、ベンゾイン、モス、アンバー