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カイエデモード香水図鑑を応援する|2025年5月30日~6月1日終日

2025年夏に9年目を迎えるカイエデモード香水図鑑。このたび聖地調査が完了し、5月より東京・横浜・名古屋・大阪・京都・神戸の約100か所の『香水超聖地ガイド』の更新を行っております(6月中に完成予定)。さらに、4月末より、これからの日本の香水業界を動かしていく25人のキーパーソンのインタビュー記事『フレグランス・アイコン・インタビューズ』を公開させて頂いております。

この大いなる活動にあたり、2025年5月30日~6月1日終日にあたりご寄付を募らせて頂きます(エックスのDMが半日不調であったため1日延期させて頂きます)

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【ロエベ】エセンシア ファム(アルベルト・モリヤス/エミリオ・バレロス)

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エセンシア ファム

原名:Esencia Femme
種類:オード・トワレ
ブランド:ロエベ
調香師:アルベルト・モリヤス、エミリオ・バレロス
発表年:2002年(現在廃盤)
対象性別:女性
価格:100ml/12,500円

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ロエベの『情熱の赤い薔薇』の香り

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1846年にスペインのマドリードで皮革工房として創業したロエベは、1905年にスペイン王室から王室御用達の称号を授かりました。そして、1960年代前半にカール・ラガーフェルドが、デザイナーとしてロエベのファッション・ブランドとしての基礎を作りました。

1972年にはブランド初の香水を発売し、翌年には、日本に初上陸を果たします。そして、1996年にLVMHグループの傘下に入り、1997年からナルシソ・ロドリゲスがデザイナーに就任し、翌98年にパリコレに初めて参加することになりました。

そのような状況下でロエベを代表するシグネチャー香水を生み出すべく2002年に誕生したのが、「エセンシア ファム」でした。スペイン人のアルベルト・モリヤスエミリオ・バレロスにより調香されました。

スペインの情熱と官能を<赤>に託し生み出されたこの香りは、スペインの陽光の下で、爽やかに弾けるレモン、ベルガモット、グレープフルーツが、アクアティックなロータスに包み込まれるようにしてはじまります。

すぐに、ローズを中心としたパンジー、スズランの華やかなフローラルの甘さが加わりながら、ほんのりとパウダリームスクとバニラが、アクアフローラル=ロータスと見事に溶け合んでゆきます。

軽やかさと妖艶さの両面を兼ね備えた、赤いドレスの似合う褐色の美女の官能性を生み出してくれる香りです。

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香水データ

香水名:エセンシア ファム
原名:Esencia Femme
種類:オード・トワレ
ブランド:ロエベ
調香師:アルベルト・モリヤス、エミリオ・バレロス
発表年:2002年(現在廃盤)
対象性別:女性
価格:100ml/12,500円


トップノート:レモン、ジンジャー、ベルガモット、グレープフルーツ
ミドルノート:ローズ、スズラン、パンジー、ロータス
ラストノート:バニラ、ムスク、ローズ