ブーケ ドゥ ラ マリエ
原名:Le Bouquet de la Mariée
種類:香水
ブランド:ゲラン
調香師:ティエリー・ワッサー
発表年:2015年
対象性別:女性
価格:125ml/125,000円
ゲランが贈る162年ぶりの〝花嫁のための香り〟
2015年に、フランスのウエディングドレスブランドのデルフィーヌ・マニヴェとコラボして生み出された〝花嫁のための香り〟です。「ブーケ ドゥ ラ マリエ」とは、フランス語で「花嫁のブーケ」の意味です。ゲランの五代目専属調香師ティエリー・ワッサーにより調香されました。
この香りは、1853年1月30日にノートルダム大聖堂でロイヤルウエディングを挙げナポレオン3世と結婚し、フランス皇后になったウジェニー・ド・モンティジョ(1826-1920)のためにゲランが献上した「オーインペリアル」以来、162年ぶりに生み出された〝花嫁のための香り〟でした。
デルフィーヌ・マニヴェとは、1976年7月2日にニースで生まれたデザイナー自身の名を冠したブランドです。7歳のときから母や祖母の影響によりファッション・デザイナーを目指した彼女は、シャネルとヴァレンティノで販売員として働きながら服飾学校に通い、卒業後、ロシャスでスタイリストになりました。
2003年に彼女自身の結婚式で、着たいウエディングドレスがなかったことから、ウエディングドレス専門のデザイナーになることを決意し、2004年に独立し、ウエディングドレスブランドを創立しました。
2015年にはレディ・ガガが彼女のオートクチュール・ドレスを着たことにより、一気にその認知度が高まりました。
12万5千円のウエディング・セント
12万5千円で限定発売されたこの香りは、ティエリー・ワッサーが、花嫁に幸せを呼ぶ香りだと考えるオレンジ・ブロッサムとホワイトローズを中心としたウエディングブーケを中心に回転木馬のようにまわりまわる香りです。
「多産」を意味する縁起の良いアーモンド・ドラジェの香りにチェリーが混ざり合い、さらに、バニラとホワイトムスクが加わることにより、ウエディングケーキのように、ロマンティックな甘さに包み込まれていきます。
ちなみにこの香りのホワイトローズは、1828年に作成された、棘が少なくムスキーな香りが特徴的な、6月に咲くローズ〝エメ ヴィベール(別名ブーケ ドゥ ラ マリエ)〟の香りを再現しています。そして、1828年とは、ゲランの創業の年でもあるのです。
ボトルデザインは、1908年に創作されたクアドリローブボトルに、エメ ヴィベールのコサージュがボトルネックをやさしく包み込む、見ているだけで幸せになれそうな素敵なボトルデザインです。
香水データ
香水名:ブーケ ドゥ ラ マリエ
原名:Le Bouquet de la Mariée
種類:香水
ブランド:ゲラン
調香師:ティエリー・ワッサー
発表年:2015年
対象性別:女性
価格:125ml/125,000円
トップノート:アンジェリカ、シトラス、ピンクペッパー
ミドルノート:オレンジ・ブロッサム、砂糖漬けアーモンド、ローズ
ラストノート:バニラ、ホワイトムスク、パチョリ、インセンス