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【ディオール】ソヴァージュ シリーズの全て

クリスチャン・ディオール
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クリスチャン・ディオール
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ソヴァージュ シリーズ

Sauvage 2005年に、現シャネルの専属調香師オリヴィエ・ポルジュが、ディオールのメンズフレグランスとして「ディオール オム」を調香しました。そして、それから10年ぶりの2015年9月に発売されたメンズ・フレグランスの新作が、この「ソヴァージュ」でした。

それは、香水界に革新をもたらしたディオールの伝説の名香「オー ソバージュ」(1966)の21世紀バージョンです。

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打倒!ブルー ドゥ シャネル

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この香りが成功した理由は、私が自分で原材料を選ぶことができたことだと思います。レストランで総料理長が自分で材料を選ぶのと同じで、最終的な結果の半分以上はそれらの材料の品質によって決まります。

そしてもちろん、原料の特性もある。例えば、アンバーはとても動物的だ。官能的な効果があり、私たちが意識していなくても、深く深く訴えかけてくる。区別するものではないが、それを感じ、欲しくなる。そうだ。ソバージュは無意識に訴えかける香りなのだ。

フランソワ・ドゥマシー

2001年(2001-2002秋冬のパリコレクションから)よりクリスチャン・ディオール初のメンズ・ライン、ディオール・オムを指揮したエディ・スリマンが、2003年以降、メンズフレグランスのクリエイティブ・ディレクターも兼任することになり、生み出されたディオール・オム初のメンズ・フレグランスが「ディオール オム」でした。

それはエディが調香界の若き貴公子・オリヴィエ・ポルジュとタッグを組み「21世紀に新たに付け加えられた男性にとってのエレガンスの最後のアイテムとしてのコロンの一提案」として創造されました(IFFにより製造された)。

アイリスを男性用フレグランスのために使用すべく、シャネルのNo.19からヒントを得た画期的な香りであり、アイリスの女性らしさとベチバーの男性らしさが巧みにブレンドされています。まさにメンズ・フレグランスにフローラル旋風を巻き起こすきっかけになりました。

それから10年の時を越えて、メンズ・フレグランスの新作として2015年9月2日に発売されたのが「ソヴァージュ」でした。〝ソヴァージュ〟とはフランス語で〝野生の、人の手の入っていない〟という意味です。キャンペーン・モデルとして、今までフレグランスの広告に出演することがなかったジョニー・デップが出演することになり話題になりました。

すべての作品の調香を担当したのは、ディオールの初代専属調香師であるフランソワ・ドゥマシーです。それは明らかにシャネルの「ブルー ドゥ シャネル」(2010)の成功を意識して生み出された作品でした。

そして、「ソヴァージュ」は、発売と同時に、見事に「ブルー ドゥ シャネル」のライバル・フレグランスとしての存在感を発揮することが出来たのでした。それもこれもシャネルで29年間ジャック・ポルジュの補佐として働いてきたデュマシーだからこそなのかもしれません。

この香りこそが、マス・メンズ・フレグランスの代表格であり、ほとんどの女性に嫌われない、一般的な香りのセンターに立つ香りなのです。つまりはフレグランス界のAKBや乃木坂のセンターのような存在なのです。

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ソヴァージュという名の欲望の香り

元祖ソヴァージュ


オー ソバージュ (エドモン・ルドニツカ)

ソヴァージュ三部作・2015年


ソヴァージュ (フランソワ・ドゥマシー)

ソヴァージュ三部作・2018年


ソヴァージュ オードゥ パルファン (フランソワ・ドゥマシー)

ソヴァージュ三部作・2019年


ソヴァージュ パルファン (フランソワ・ドゥマシー)

番外編


バラッド ソヴァージュ (フランソワ・ドゥマシー)