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マーク・ジェイコブス

【マーク ジェイコブス】デイジー オー ソー フレッシュ (アルベルト・モリヤス)

マーク・ジェイコブス
©MARC JACOBS
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デイジー オー ソー フレッシュ

原名:Daisy Eau So Fresh
種類:オード・トワレ
ブランド:マーク・ジェイコブス
調香師:アルベルト・モリヤス
発表年:2011年
対象性別:女性
価格:75ml/13,090円、125ml/18,260円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム

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「デイジー」よりも若い女性のための香り

©MARC JACOBS

1986年に、マーク・ジェイコブス(1963-)は、オンワード樫山の支援により自身のブランドを創業しました。1996年に独立し、1997年よりルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクター(1997-2013)となります。

そんなマークにとって、2003年の村上隆とのコラボレーションが、『Kawaii』デザインに目覚める一大転機となりました。かくして2007年に、史上初めてボトルに花びらをつけたフレグランス「デイジー」が発売されることになるのでした。

その名の由来は、マークが愛するF・スコット・フィッツジェラルドの小説『華麗なるギャツビー』の登場人物であるデイジー・ブキャナンでした。

デイジー オー ソー フレッシュ」は、その姉妹ヴァージョンとして2011年に発売されました。フローラル・フルーティーな香りは、アルベルト・モリヤスにより調香されました。

「デイジー」よりも若い女性(まだ化粧していない10代後半の女性)をターゲットにしたこの香りは、甘くて酸っぱい初恋の味からはじまります。この初恋の香りは、ラズベリーとグレープフルーツと洋梨によって作られます。

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〝春を運んでくる少女〟〝初恋の香り〟〝はじめての香り〟

©MARC JACOBS

さぁ、草原が輝く、新緑の季節が到来しました。シャープなグリーンノートに、洋梨が感じさせるもぎたてのバナナの房のような香りに誘われて、元気いっぱいの笑い声が弾けるようにグレープフルーツがフレッシュ感を、ラズベリーが無邪気な甘酸っぱさを発散していきます。

クリーミーなライチとグリーンアップルが、最初から最後まで続く軽やかなフルーティー感を香りに与えてくれます。すぐに、そんな〝若い果実たち〟の中に、みずみずしいプラムが不安感を擽るように加わります。若さとは、言葉にならない不安を抱え込むと言うことなのです。

やがて、草原を走っていると、その彼方にお花畑が見えてきます。薄靄のようなパウダリーなヴァイオレット(イオノン)に導かれて、花が咲いたばかりのジャスミンとローズに遭遇するのです。そのほんのりと軽やかな甘さに、心も澄んで煌くような錯覚を覚えてゆきます。

草原とお花畑の境界線で、太陽に照らされながら、シダーとムスクが温かい日差しの余韻を肌に残していってくれます。そこにはパウダリックかつクリーミーな浮遊感があり、希望に満ちていた、そして、心浮かれる、人生が最も美しい瞬間が永遠に続くような感覚でいっぱいになります。

アルベルト・モリヤスという調香師の素敵さが、〝香りのない花〟に香りを与えていくところにあるということを教えてくれる香りです。デイジー=ヒナギクもそうなのですが、「フラワー バイ ケンゾー」のポピーもそうなのです。

さらに彼は、女性にとって〝はじめての香り〟を生み出す天才であり、〝初恋の香り〟を作る天才なのです。そして、〝春を運んでくる少女〟の香りを作る天才でもあるのです。

キャンペーン・モデルとして、アメリカのファッションモデル、ハンナ・ホールマンが起用され、南スペインの明るく緑豊かな草原で撮影されました。

背の高いスリムなボトルに、白やピンクのデイジーが6輪あしらわれたボトルキャップの真ん中に存在するイエローのデイジーが1輪という印象的なボトルデザインです。シャネルの「チャンス オー タンドゥール」とよく比較される香りです。

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香水データ

香水名:デイジー オー ソー フレッシュ
原名:Daisy Eau So Fresh
種類:オード・トワレ
ブランド:マーク・ジェイコブス
調香師:アルベルト・モリヤス
発表年:2011年
対象性別:女性
価格:75ml/13,090円、125ml/18,260円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム


トップノート:グレープフルーツ、グリーンリーブス、ラズベリー、洋梨
ミドルノート:ジャスミン、ワイルドローズ、ヴァイオレット、ライチ、アップルブロッサム
ラストノート:ムスク、ヴァージニア・シダー、プラム