ラズリオ|羽が生え、空を飛べそうな高揚感に包まれる『天国にいちばん近いルバーブの香り』

ディプティック
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ラズリオ

原名:Lazulio
種類:オード・パルファン
ブランド:ディプティック
調香師:クォンタン・ビッシュ
発表年:2025年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/51,150円
公式ホームページ:ディプティック

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香りのない自然の宝物に、香りを与えるコレクションの新作

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ローレンス・セミション

1961年に創業したディプティックは、世界中のオシャレな物を売るセレクトショップの奔りとも言えるお店でした。1963年に、当時、珍しかった香り付きのフレグランス・キャンドルを発売したことにより、ディプティックの「静かなる革命」がはじまりました。

そして1968年に「ロー」という今でも販売されているオリジナルのフレグランスをはじめて販売しました。以降、数々の名作フレグランスを輩出していくのですが、そんなディプティックが、新たな香りの章の幕を開けとして、2024年にプレミアム・コレクションである「レ ゼサンス ドゥ ディプティック(Les Essences de Diptyque)」を発表しました。

8月30日より一部ブティックにて先行発売、9月3日より全国発売される。9月3日から8日の期間、東急プラザ原宿「ハラカド」6階の屋上テラスにてポップアップイベントが、完全予約制・入場無料で大々的に開催されました。

「レ ゼサンス ドゥ ディプティック」の仕掛け人は、同年よりCEOに昇進したローレンス・セミションです。彼女は、2011年4月にルイ・ヴィトンに新設されたパルファン部門の責任者に、パルファム・ジバンシイ(2000-2011)から移籍し、就任し大活躍し、2019年9月にディプティックの副社長に就任し、ディプティックに大躍進をもたらした立役者でした。

睡蓮、サンゴ、マザーオブパール、バーク(樹皮)、砂漠のバラという、人間には香りが感じられない、5つの自然の宝物の繊細な美しさにインスパイアされた、5つの香りから成るこのコレクションのために、4名の調香師が召喚されました。普段はなかなか感じることのできないこれらの自然の要素が呼び起こす本質と感情を捉え、他に類を見ない嗅覚体験を与えてくれます。

そして翌年の2025年9月2日に、6つ目の香りとして、孔雀の羽を初めて見た時の感動を捉えた香り「ラズリオ」が発売されました。1980年代生まれの新世代のスター調香師の筆頭と言われるクォンタン・ビッシュにより調香されました。ディプティックに初めて登場する天才の香りです。

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ディプティックに初めて登場する天才の香り

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孔雀を想像すると、豪華で華やかなイメージが浮かぶため、私は濃厚で力強い香りを予想していました。ところが実際にその香りを嗅いでみると、最初に漂ってきた爽やかさに、とても美しい驚きを感じました。

その驚きこそが、まさに私がこの香りに意図していたものです。明るく爽やかな香りが薄れていくと、より深く、神秘的な世界へと誘われます。この軽やかさと深みとの相互作用が、身につけるたびに新たな発見をもたらし、決してその魅力を失わない香りとなっています。これは、孔雀の羽に映る光と色の移ろいを、私が詩的に解釈したものです。

クォンタン・ビッシュ

孔雀の羽からインスパイアされ生み出されたこの香りの名が〝Lazulio〟なのは、複数の鉱物の凝集体の天然石であるラピスラズリ(lapis lazuli)から採られたものです。

メソポタミア、バビロニア、エジプト、中国、ギリシャ、ローマの古代文明で珍重されたラピスラズリは、新石器時代からアフガニスタンで採掘され、地中海世界と南アジアに輸出されました。ヨハネス・フェルメールがアイコニックに使用した顔料であるウルトラマリンは、ラピスラズリに含まれます。

そのブルーの色合いは、まるで孔雀の羽の魅惑的な美しさのように、神秘的な輝きで揺らめきます。

世界に向かって開かれた窓のように、ガラスに施されたシグネチャーオーバル。孔雀の羽を思わせるよう外側へと広がる、幾重にも重なり合った筆致が施されており、フレグランスの名を拡大鏡のように映し出します。外箱は、ナイジェル・ピークの孔雀の羽の虹色に輝く輝きとリズムを捉えており、その香りもまた、羽の質感と輝きを余すところなく表現した水彩画で彩られています。

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天国にいちばん近いルバーブの香り

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「ラズリオ」は、孔雀の羽の際立つ美しさを一つの香りで表現しています。ピリッと生き生きと弾けるルバーブの明るいアコードと、ベンゾインの甘美で包み込むような優しい温もりとの間にコントラストを生み出したいと考えました。

そして、この華麗なる鳥が漂わせる宝石のような香りをイメージしながら、さまざまな色とテクスチャーの響き合いをさらに際立たせるために、ローズとベチバーを選びました。

クォンタン・ビッシュ

最大の課題は、ルバーブ単体では刺激が強すぎて鮮やかすぎ、ベンゾイン単体では丸みを帯びて包み込むような香り、つまりこれらを組み合わせると、最初は対立し、ほとんど矛盾しているようにさえ見えたことでした。

私が求めたのは、それぞれが互いに輝き合い始めるポイントを見出すことだった。数多くの試行錯誤の末、その調和が生まれました。ルバーブのエネルギーがベンゾインの黄金色の温かみを際立たせ、ベンゾインの優しい抱擁がルバーブの強烈さを和らげる。そのバランスの取れた瞬間こそが、「ラズリオ」が姿を現した瞬間だった。

クォンタン・ビッシュ

『天国にいちばん近いルバーブ』ここに誕生しました。スプレーをひと吹きするだけで、あなたの素肌の運命をきっと塗りかえるはずです。それほど運命的な香りである「ラズリオ」は、はじまりからピリっとした酸味がほとばしるフレッシュなルバーブのまばゆいばかりの閃光からはじまります。どこかグレープフレーツとピノ・グリも感じさせる、酔わせるフルーティーさがあります。

すぐにピュアなローズのしずくを浴びて、まるで孔雀が鮮やかな羽を広げていくように、ルバーブの酸味に甘やかさを溶け込ませ、深みのある煌めき(キラキラ)で満たしてゆきます。

だんだんとゆっくりと、アーシィーなハイチ産ベチバーと、バルサミック・クリーミーなベンゾインが侵食していくひと時が、この香りの最もうつくしく、謎めいた、驚きの瞬間です。空を飛ぶことが苦手な孔雀が、その羽を輝かせ、鳳凰のように羽ばたいていくように、この世のものとは思えない至上の余韻を広がらせてゆきます。

まるで、あなたの背中に羽が生えるように、全身に光り輝く包み込むようなエネルギーがみなぎり、空を飛べそうな錯覚を抱かせてくれる香りです。

エルメスの「オー ドゥ ルバーブ エカルラット」との重ね付けが特に美しく、ルバーブとルバーブが重なり合いクドくなるのではなく、お互いの透き通るようなフレッシュ感を、さらに繊細なダイヤモンドのような輝きで満たしてくれます。

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香水データ

香水名:ラズリオ
原名:Lazulio
種類:オード・パルファン
ブランド:ディプティック
調香師:クォンタン・ビッシュ
発表年:2025年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/51,150円
公式ホームページ:ディプティック


シングルノート:ルバーブ、ベンゾイン、ベチバー、ローズ