フルール ドゥ ポー オード トワレ|意識的ではない分だけ、どんな色の毒りんごもかなわない官能の香り

ディプティック
©Diptyque
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フルール ドゥ ポー オード トワレ

原名:Fleur de Peau Eau de Toilette
種類:オード・トワレ
ブランド:ディプティック
調香師:オリヴィエ・ペシュー
発表年:2025年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/25,960円
公式ホームページ:ディプティック

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意識的ではない分だけ、どんな色の毒りんごもかなわない官能の香り

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「アモルの接吻で蘇るプシュケ」アントニオ・カノーヴァ、1796年

1961年に創業したディプティックが、オリジナルのフレグランスをはじめて販売したのは1968年のことでした。「ロー」という今でも販売されている香りです。そして、2018年に、フレグランス販売50周年を記念して2つの香りが発売されました。

そのうちのひとつ「フルール ドゥ ポー」(もうひとつは「テンポ」)は、フローラルアルデヒドの香りとしてオリヴィエ・ペシューにより調香されました。「フルール ドゥ ポー」とは、フランス語で「肌の花」の意味です。そのオード・トワレ版として、2025年8月7日に発売されたのが「フルール ドゥ ポー オード トワレ」です。

『美女と野獣』の原点とも言われるギリシア神話の〝エロースとプシューケー〟の物語からインスパイアされた香りです。

あまりにも美しい王女プシューケーに嫉妬した女神アフロディーテは、人間の女に負けてなるものかと息子のエロース(クピードー、アモール、キューピッド)を差し向け、愛の弓矢を使い、世界で最も醜い男と恋をさせようとしました。

しかし、あまりの彼女の美しさに見とれたエロースは自分自身に弓矢を刺してしまいプシューケーを愛するようになってしまうのでした。相思相愛となる二人でしたが、紆余曲折の末、プシューケーはエロースを裏切ってしまい、アフロディーテの4つの試練を受けることになるのでした。

エロースが陰ながらプシューケーを支援することにより、奇跡の力で試練をクリアしていった彼女はついに最後の試練に臨む事になるのでした。その最後の試練は、冥府の女王ペルセポネーから美の箱を分けてもらうということでした。見事、美の箱を手にしたプシューケーは、好奇心が抑えきれず、自分のために使おうと箱を開けてしまい、冥府の眠りについてしまうのでした。

エロースの助けにより眠りから目を覚ましたプシューケーは、全てを許され、ジュピターの神の酒ネクタールを飲み「魂の女神」として神々の仲間入りを果たすことになりました。そして、アフロディーテの祝福の下で、結婚は認められ、ウォルプタス(ヘードネー、快楽、喜びの意味)という名の娘が生まれるのでした。

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EDP版が、完全犯罪の香りなら、EDT版は、未完成犯罪の香り

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〝エロースとプシューケー〟の愛の物語にオマージュを捧げた、オード・パルファム版とオード・トワレ版の違いは、一言で言うと、二人の愛の物語を香りにした前作と、二人の間に生まれた愛の結晶であるその娘ウォルプタス(ラテン語で〝真の喜び・快楽〟を意味する)の香りです。

『神話への香りの旅』と銘打たれたこの香りを身にまとうと、あなた自身が、大切な人の『神話=永遠の伝説』になる香り、そんな〝真の喜び〟をテーマにしたこの香りは、アイリスとムスク(=ホワイトムスク×アンブレット)の抱擁からはじまり、すぐに、カクテルのミモザの香りがスパークリングしながら、素肌の上に、マグノリアが花開いていくように広がってゆきます。

より軽やかに、素肌の上を舞う、清く正しく美しい『誘い』をあなたの中から生み出す香り。こんなに爽やかに人々を誘惑する香りは、なかなかないでしょう。意識的ではない分だけ、どんな色の毒りんごもかなわない、禁断かつ官能の果実の香りがする素肌を艶めかせる、物憂げなムスクとも言えます。

EDP版が、完全犯罪の香りなら、EDT版は、未完成犯罪(何かを失い、何かを得る)の香りです。

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香水データ

香水名:フルールドゥポー オードトワレ
原名:Fleur de Peau Eau de Toilette
種類:オード・トワレ
ブランド:ディプティック
調香師:オリヴィエ・ペシュー
発表年:2025年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/25,960円
公式ホームページ:ディプティック


トップノート:ピンクペッパー、マンダリン・オレンジ
ミドルノート:アイリス、マグノリア
ラストノート:ムスク、アンブレット