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ジョー・マローン・ロンドン

【ジョー マローン】ホワイトジャスミン & ミント コロン(デビッド・アペル)

ジョー・マローン・ロンドン
©Jo Malone London
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ホワイトジャスミン & ミント コロン

原名:White Jasmine & Mint Cologne
種類:オーデ・コロン
ブランド:ジョー・マローン・ロンドン
調香師:デビッド・アペル
発表年:2007年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/23,650円
公式ホームページ:ジョー・マローン・ロンドン

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英国庭園の朝露のキラメキの香り

©Jo Malone London

英国庭園に陽光が降り注ぐ朝の香りをイメージしたこの香りは、ジョー・マローン自身が退社してから2つ目の香りです。デビッド・アペルにより調香されました。

濃厚さよりも品のある甘さを放つジャスミンが、砕いたばかりの野生のミントとペパーミントの葉と絡み合い、(少し発泡性のある)スゥ~っとするミンティグリーン+スイートフローラルのアロマティックな甘さに包まれます(良い意味で甘さをミントが制御しています)。

やがて、ミントを背景にジャスミンを支えるようにスズラン、オレンジ・ブロッサム、ローズ、イランイランといったホワイトフローラルが優しく重なり合います(決して重たくならない)。

そして、だんだんとベースのウッディムスキーなマテ茶のスモーキーさが心地よく香り全体をユニセックスに包み込んでくれます。

それはまるで、一分の隙もない品位の固まりのような爽やかな甘さを湛えた和服美女が、着物の帯を解いた瞬間に放たれる香りのようでもあります。

オレンジ ブロッサム」や「ブルー アガバ & カカオ」とのコンバインが推奨されています。女性がつけるとジャスミンが、男性がつけるとミントが強く出ると言われています。

2014年2月にクリスティーヌ・ナジェルの香りと共に、『ロンドン・レイン・コレクション』の4種類のひとつに加えられました。

タニア・サンチェスは『世界香水ガイド』で、「楽観的でいて、荒削りなコロン。雑なホワイトフローラルとバジルの香りだ。」「(粘り強いムスクは)力強いが、存在意義がない。1700年代にだって、すでにこれよりましなオーデコロンがあったし、数年前には、ラルチザンパフュームが可憐ですがすがしい、ジャスミンティーとミントの香りの「テ プー アン エテ」を作っている。」と3つ星(5段階評価)の評価をつけています。

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香水データ

香水名:ホワイトジャスミン & ミント コロン
原名:White Jasmine & Mint Cologne
種類:オーデ・コロン
ブランド:ジョー・マローン・ロンドン
調香師:デビッド・アペル
発表年:2007年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/23,650円
公式ホームページ:ジョー・マローン・ロンドン


トップノート:コリアンダー、ブラックカラント、ミントリーフ、カモミール、ベルガモット、カルダモン
ミドルノート:オレンジ・ブロッサム、メイローズ、ジャスミン、イランイラン、スズラン
ラストノート:マテリーフ、ドライプラム、ムスク、ティー、ガイアックウッド、ベチバー、シダー