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ロジャー・ムーア2 『007 死ぬのは奴らだ』2(2ページ)

ジェームズ・ボンド
ジェームズ・ボンド
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ムーア=ボンドのアイコニック・ファッション

ブリット』(1968)でスティーヴ・マックイーンが着ていたようなタートルネック。




ジェームズ・ボンド・スタイル8 タートルネック
  • 黒のメリノウールのタートルネック
  • ブラックウールトラウザー、サイドポケットなし、フレア
  • ブラックレザーベルト
  • ダーク・グレイ・スウェードレザー・スニーカー
  • ロレックス・サブマリナー5513

オールブラックの暗殺者スタイル。後に『007 スペクター』においてダニエル・クレイグがオマージュを捧げたムーア=ボンドのアイコニック・スタイルです。この作品の影響もあり、タートルネックは1960年代から70年代にかけてダンディな大人の男性のファッション・アイテムとしてリバイバル・ヒットします。

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ここでボンドムービー史上初めてダブルのスーツを着るJB

ジェーン・シーモアと我らがロジャー・ムーア。

ボンドと言えば、シングルのスーツが定番なのだが・・・

ジェームズ・ボンド・スタイル9 ダブルのスーツ
  • テーラー:シリル・キャッスル
  • ダークグレイ・シルクスーツ、ダブル、シルク・ドゥピオニ、6ボタン、深いサイドベンツ、ピークドラペル
  • クリーム・シャツ、カクテル・カフス、フランク・フォスター
  • グレイ・タイ、赤のラウンド模様
  • ブラックレザーシューズ

ロジャー・ムーア自身のお気に入りのボンドムービーは、一番目が『私を愛したスパイ』で、二番目が「コメディとアクションが見事に融合している」という感想によって本作でした。

メンズ・ファッション史的にも、本作の役割は、タートルネックをリバイバルヒットさせ、70年代の空気を伝えるシリル・キャッスルが仕立てたスーツが見れるという点において重要な位置を占める作品です。この作品が目指したブラック・パワーとオカルトの融合というごちゃ混ぜイズムが、やがてジョーズの出現により開花することになるのです。