パルファン サトリ
場所 東京・六本木
住所 東京都港区六本木3-6-8 OURS 2F
電話 03-5797-7241
公式ホームページ
香水評論の世界的な権威であるルカ・トゥリンとタニア・サンチェスによる「パフュームガイド2018(世界香水ガイド3)」にも掲載され、驚異的な高評価を獲得した唯一の日本人調香師・大沢さとり様のフレグランスメゾン「パルファン サトリ」は、日本のフレグランス愛好家にとってのエルサレムであり、聖地です。さらに菩薩様のように美しい若き販売員様についても追記させて頂きました。
私は神について語る言葉を持たぬ
香りは、ブランドにより売り出されるが、ブランドによって作られるのではない。調香師によって作られるのである。
フレグランス愛好家ならば、最低一本は所有したい国産ニッチフレグランス・ブランドの最高峰です。そして、出来れば、直接さとり様のアトリエ・ショップで購入すべきでしょう。
場所は、麻布台ヒルズや六本木一丁目から徒歩10分も歩かない場所にあります。電話で誘導してくれるスタッフの方も、販売を担当している方も、かなり丁寧です。土日のカウンセリングは完全予約制ですが、これはあまり知られていないことなのですが、オープンアトリエとなっておりぶらりと来店していただいても大丈夫です。
ルカ・トゥリン様が
- 「ハナヒラク」★★★★
- 「イリスオム」★★
- 「シルクイリス」★★★★
- 「コケシミズ」★★★
- 「オリベ」★★★★
- 「サクラ」★★★★
- 「サトリ」★★★★
- 「ワサンボン」★
- 「ヨルノウメ」★★★
という評価を下しているのですが、私は彼の高評価と低評価の香りそれぞれ気になるので、評価がはっきりしているサトリ様の香りは、どの香りもとても気になります(ルカ様の評価1は、人によっては最高傑作であったりします)。
カイエデモードもいよいよ今年中には、サトリ様のひとつひとつの香りの魅力を探求させて頂きたいと考えております。さて、この偉大なる聖地については、これ以上の言葉はいらないでしょう。
私は神について語る言葉を持たぬものです。
ここはただただフレグランスを愛する者達にとっての聖地なのです。
ちなみにファッションモデルをしている私の大親友が、フレグランスの知識はゼロであるにも関わらず、パンデミック前にフレグランスに興味を持ちはじめ、「私は何事も本物から入っていくタイプよ」なんてことをいけしゃあしゃあと言いながらアトリエ・ショップを訪問しました。
その時の話を聞いていると、どうやらサトリ様のアトリエは、香りについて興味を持ち始めた初心者の方が「最初にお伺いするべき聖地」でもあるということが分かりました。
すごく丁寧に、フレグランスについて教えてもらい、〝目から鱗ループを繰り返しながら〟自分に相応しい香りを見つけることが出来たとのことです。
優しさと美しさがオーラとなって解き放たれている販売員様
ここ一年のパルファン サトリ様のポップアップ・イベントでの販売員の方々の接客が素晴らしいのは、専属の二人の若き販売員様の頑張りによる部分が大きいと思います。御二方に共通している点は、
- とてもうつくしい日本語で説明される。
- 日本文化と香りの世界観をお伝えする言葉の選び方のセンスが素晴らしい。
- 香水文化をとても愛しておられることが分かる。
ここで一人の美しき販売員様をご紹介させてください。タカラヅカや『ベルサイユのばら』の世界から抜け出てきたような、この世のものとは思えないほどに美しき方です。
何よりも、その美しさは外見的なものだけでなく、内面から滲み出ていることがよく分かります。私がこの方と接して感じたのは、若いながらも人生の辛酸を舐めた上での、優しさと美しさがオーラとなって解き放たれているという事です。
サトリ様のそれぞれの香りの素晴らしさは、ただただうつくしい香りなのではなく、人生の中で良いときも悪いときもある、そんな中で、いつも優しく見守ってくれる香り。どの香りからも、菩薩様のような優しさを感じます。そしてこの販売員様からも、菩薩様のような優しさを感じます。
ル シヤージュ京都様の功績
最後に、パルファン サトリ様がここまで認知されていく役割を果たしたル シヤージュ京都様の存在を忘れてはなりません。日本が誇るべき偉大なる才能の持ち主である大沢さとり様のクリエイションを表現する役割を果たしてきたのが、ルシヤージュの米倉様です。
今では新宿伊勢丹で毎年開催されているサロンドパルファンに参加しており、全国的な知名度を高めているサトリ様がここまで人々に認知されていったのは、米倉様の地道な活動があったからです。
どんなに素敵なクリエイションが存在しようとも、崇高な使命感を持った、香りの伝道師の力なくしては、その世界観やサヴォアフェールが人々の心に届くことはありません。
ただ、置物のように香りが売り場の棚に置いてあるのと、愛をもってその香りたちを伝えてくださる人が存在するのとでは、すべてが全く違ってきます。香りを生み出す調香師と同じくらい、香りに生命を吹き込む販売員の存在は重要なのです。
私の願いは、大沢さとり様に、ルシヤージュ京都限定の香り、またはルラボのシティエクスクルーシブの京都の香り、ルイ・ヴィトンのジャック・キャヴァリエ様とのコラボ香水(草間彌生様のボトルデザイン)を生み出していただけることです。