世界一美しい男＝レニー・クラヴィッツ。
ネイビーのシャツにダークグレーのベスト。
プラダのラテックス・セーター。
ブラックシャツにブラックスーツも優雅に合わせます。
黄金のアイシャドウを施してもらうレニー。
レニー・クラヴィッツにはいくつかの形態がある。
まずは何よりも重要なことは、レニー・クラヴィッツ（1964－）の真の魅力を90％は抑え込むことでした。この人が、もしその魅力をフルパワーで発揮したならば、「ハンガー・ゲーム」を開催せずに、「レニクラ・ライブ」を開催すれば、全ては平和裏に納まってしまったことでしょう。
基本は、オールブラック・スタイルで、シックでありながら、エレガントな雰囲気のスタイリスト・シナを演じるレニクラ。その瞼の上には黄金のアイライナーが引かれています。当初、ゴールド・ポマードで髪を黄金に輝かせる予定だったのですが、そんなことをしてしまうと、シナではなく、ロックスターとしてのレニクラが覚醒してしまうと、極力モノトーンでその魅力の10%程度を出す形にしました。
いよいよはじまる。ハンガー・ゲームが！
この作品によって、アメリカ中の少女がウインドブレイカーを愛好することになりました。
ウインドブレイカーとカーゴパンツの組み合わせ。
痺れるほどにカッコいいカーゴパンツ姿のジェニファー。しかし、肝心のハンガー・ゲームの方は、すっかりテンション・ダウンしていきます。
ライナーのオレンジのワンポイントが効いています。
日本人的に、弓矢を射て、狩猟する少女のキャラクターにイマイチ感情移入できなかった。
ウインドブレイカーをモードに変えた瞬間。
カットニス・エヴァディーン・ルック7 ウインドブレイカー
- 両サイドに三つ編み
- フード付きの黒の合皮のウインドブレイカー、グレイのストライプ
- ブラックＴシャツ
- グリーン・カーゴパンツ
- シャイニー・レザーブーツ
- ダークブラウンブーツ
アメリカ人の若者たちのストリート感溢れるファッションが素晴らしく、このこなれた着こなしは日本人には絶対に出きないものです。
さて、ここで再び日本映画の『バトル・ロワイアル』（2000）を思い出そう。彼らは、闘いやすいジャージ姿ではなく、なぜ学生服で闘わされたのでしょうか？その答えは、日本人の若者には、制服が一番似合うからなのです。
結果的にはルールは破られた。
カットニス・エヴァディーン・ルック8 イエロードレス
- イエロードレス
カットニス・エヴァディーン・ルック9 ピンクワンピース
- ピンクのワンピース、「ロミオとジュリエット」のような無垢なイメージ