スーツ2.ネイビースーツ
2着目は、モンテネグロ行きの列車の中でヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン)と初対面するときに着ています。ブリオーニ製です。近くで見ないと分からないグレーストライプのネイビースーツで、ノッチラペル、3つボタンです。ブリオーニの白のストライプシャツ(この写真では水色のシャツを着用)にバーガンディ・タイを合わせています。
腕時計はオメガのシーマスターダイバー 300m Ref.2220.80のステンレス・ブレスレット。
ヴェスパーに対して、「君の名前をつけた両親を憎んだかい?」という憎まれ口を叩くボンド。人妻の扱い方は心得ていても、まだまだ未婚女性の扱いには慣れていないボンドに、「そのスーツを一目見れば、あなたがオックスフォードか名門校出身だということが分かるわ。でもいやいや着ているのもよく分かる。貧乏だったから同級生からはいつも仲間外れ。学資は誰かのお情け?それが心のしこりになっている。私を孤児と決め付けたけど、それはあなた自身がそうだからよ」と、キツい言葉を投げかけられます。
さらにこういうセリフも出てきます。「ロレックス?(原作ではボンドはロレックスを身につけている)」「いや、オメガだ」。ここでボンドは、はじめてオメガのシーマスターダイバーを装着しています。