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ゲラン 銀座三越|ゲラン帝国の東の真の旗艦店【香水聖地ガイド2025】

東京・横浜
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ゲラン銀座三越

聖地評価:三ツ星
日本のゲラン・ブティックで東のトップオブトップの女性店長(カウンターマネージャー)がおられるお店です。ゲラン帝国を体現する高嶺の花の美しさと、太陽のような明るいオーラを発散しているとても魅力的な人です。恐らく元フレグランス・エキスパート(ゲランでは、スタッフの業務が大変にならないように、店長職とエキスパート職は兼任させないようにしています)ではないかと思わせるほど、ゲランのフレグランスの知識がずば抜けている方です。

場所 東京・銀座
住所 〒104-0061 東京都中央区銀座4丁目6−16
電話 03‐3535‐6624

2024年3月から「ラール エ ラ マティエール」コレクションをはじめとするフルラインナップの取り扱いがはじまっているこちらの店舗は、2021年から店長をつとめておられる東京のトップオブトップの店舗です。香水砂漠ではなく、香水ジャングル状態の日本の香水事情についてこれてない、ゲランの店長やフレグランス・エキスパートが増えている中、この方は、間違いなく、香水業界全体を通しても有数の実力者です。

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ゲラン帝国の新しい進撃が今はじまる。

©GUERLAIN

©銀座三越

ゲランのフレグランスが日本ではじめて発売されたのは昭和7年(1932年)頃と言われています。そして、戦後、日本シイベルヘグナー社がゲラン日本総代理店としてゲランの香水を販売するようになりました。

時は経ち、日航機よど号ハイジャック事件が発生した翌月にあたる1970年4月にフランスのゲランと日本シイベルヘグナー社が合弁し、初代社長にフィリップ・ゲランが就任したのでした。

以後、ゲランは常に日本のフレグランス文化(及び美容文化)を牽引していく存在であり、1993年11月26日には、帝国ホテルに念願の「ゲランの旗艦店」を誕生させることになるのでした(2022年3月に閉店)。

そんなゲランが、2019年10月23日に誕生した伊勢丹新宿のフレグランス・コーナーは、かつては素晴らしいカウンターだったのですが、今では、銀座三越のカウンターが圧倒的な存在感を放っています。こちらの女性店長様は、2017年にゲラン入社し、伊勢丹新宿本店に配属され、2021年から現職に付いておられます。

以下、こちらにおられる女性店長様の素晴らしさを箇条書きしてゆきます。

  1. (同性であっても)会った瞬間にほっとする太陽のような明るさとミュージカル女優のような華やかさ。
  2. 美しく、気品があり、知性に溢れ、優しさに満ち溢れている。
  3. ゲラン帝国の新しい時代の夜明けを感じさせるほどの知識(これはゲラン帝国を徹底分析したカイエデモードだから断言できる事なのです)と、Z世代に対応できる、歪んだプライドをお持ちではないところ。
  4. 他のブランドに対する敬意と好奇心、そして、香水を愛していることがよく伝わる素敵な語り口。
  5. フレグランス販売を芸術の域にまで高める情熱的な姿勢。
  6. 絶えず勉強し続ける姿勢と、偉大な人が持つ謙虚さ。
  7. また会いたいと切望して止まない圧倒的な人間的魅力。

こういう言い方をしてしまうと誤解を招くこともあるでしょうが、あるゲランの香水をこの方から購入するのと、他の販売員の方から購入するのとでは、その香りに対する思い入れも、さらには〝香り方〟すら変わってしまいそうなほど、素晴らしい方なのです。

更に言うと、ゲランの香水は敷居が高いと感じておられる方にとっても、とても安心できる接客をして下さる方です。ある意味、『おかあさんといっしょ』のお姉さんのような絶対的なやさしさを感じることが出来る、絶対にお客様が傷つかない接客をして下さる方です。

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この方と「ウード コール」という「ラール エ ラ マティエール」コレクションの中でもそれほど売れ筋ではなく、今では陳列棚から外れている香りについて「私のお気に入りの香りなんです」という会話をした時の反応が素敵すぎてびっくりしました。

香りについて、その世界観を丁寧に説明して下さり、更には「血をイメージさせる」「ウードでありながら冷たさが感じられる」という共感が生まれ、改めて、香りを購入する喜びは、一方的な香料の説明ではなく、共感にあると感じさせてくれる貴重な時間でした。

昔の手塚治虫のアニメや『ベルサイユのばら』に出て来そうな、宝塚の娘役のような華やかさがある方なので、この方と会話しているだけで、もっともっとゲランが好きになってしまいそうです。「シャマード」「サムサラ」「シャンダローム」「アプレロンデ」などに対するご案内も本当に愛に満ちたものであり、『愛の香水』であるゲランの真髄をお伝えするに値する、東京最高のゲランの販売員様です。