【ブルガリ】スプレンディダ コレクションの全て
All About Splendida Collection by Bvlgari
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1992年に、ブランド初となるフレグランス「オ パフメ オーテヴェール」を創作したブルガリは、その後に続く「ブルガリ プールオム」以後、万人受けするフレグランスを販売してきました。そして、その凄まじいディスカウント率により、一躍フレグランス・ブランドとしての知名度を上げていきました。しかし、一方で、2000年代の最初の10年間において、安っぽくて、個性のない、香水初心者向けのフレグランス・ブランドというイメージが、定着してしまいました。
そんな状況を変えるべく、ブルガリの香水部門のクリエイティブ・ディレクターに就任したヴァレリア・マニーニは、ブルガリ・フレグランスのラグジュアリー・イメージを高める戦略として、2014年に、100mlで41,580円する「レ ジェンメ」コレクションを展開しました。更に、翌年2015年には、より現実的な価格帯のラグジュアリー・フレグランス・コレクション「ゴルデア」シリーズをスタートさせ、着実にブランディングを軌道に乗せていったのです。
そんなブルガリ・フレグランスのラグジュアリー路線の集大成として2017年4月29日に発表されたのが、『スプレンディダ』コレクションでした。
そのコンセプトは、ブルガリのジュエリーを愛する女性<=ブルガリ・ディーバ>に相応しいと選抜された3つの高価な花々(イリス、ローズ、ジャスミン)をテーマに、それぞれの究極の魅力を引き出すべく生み出されたフローラル・フレグランスでした(2018年にマグノリアの花が追加された)。
そこには、ブルガリのジュエリーを身に纏えない女性にとって、ジュエリー代わりになるブルガリ・フレグランスという通常の甘い概念は一切排除されており、妥協なき、真にエレガントな装いの女性<=ブルガリ・ディーバ>にのみ与えられる特権としての最上級フレグランスという位置づけが示されました。つまりは、ブルガリ・ジュエリーの栄養素としてのフレグランスなのです。
最初の3つの香りは、かつて生み出された「プールファム」、「ローズエッセンシャル」、「ジャスミンノワール」をベースに、さらなるラグジュアリーな解釈を加えてアップグレードされたものです。
ゴールド、パウダリー・ピンク、ブラック、パープルレッドとそれぞれの香りのイメージが投影されたボトル・デザインは、ブリガリ・ジュエリーを身に纏うデコルテ・ラインをイメージしたものです。
スプレンディダ帝国
2018年
スプレンディダ マグノリア センシュアル(ジャック・キャヴァリエ)
2017年
スプレンディダ イリス ドール(ソフィー・ラベ)
スプレンディダ ジャスミンノワール(ソフィー・ラベ)
スプレンディダ ローズ ローズ(ソフィー・ラベ)