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カイエデモード香水図鑑を応援する|2025年5月30日~31日終日

2025年夏に9年目を迎えるカイエデモード香水図鑑。このたび聖地調査が完了し、5月より東京・横浜・名古屋・大阪・京都・神戸の約100か所の『香水超聖地ガイド』の更新を行っております(6月中に完成予定)。さらに、4月末より、これからの日本の香水業界を動かしていく25人のキーパーソンのインタビュー記事『フレグランス・アイコン・インタビューズ』を公開させて頂いております。

この大いなる活動にあたり、2025年5月30日~31日終日にあたりご寄付を募らせて頂きます。

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【メゾン フランシス クルジャン】アミリス オム(フランシス・クルジャン)

メゾン・フランシス・クルジャン
©Maison Francis Kurkdjian
メゾン・フランシス・クルジャン
この記事は約3分で読めます。

アミリス オム

原名:Amyris Homme
種類:オード・トワレ
ブランド:メゾン・フランシス・クルジャン
調香師:フランシス・クルジャン
発表年:2012年
対象性別:男性
価格:70ml/37,400円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム

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アイリスが生み出す、パリジャンの真髄を我が身に。

©Maison Francis Kurkdjian

©Maison Francis Kurkdjian

フランシス・クルジャンが、2009年にメゾン・フランシス・クルジャンを創業した3年後の2012年にブランドを代表するペア・フレグランスとして誕生させたのが「アミリス ファム」と「アミリス オム」でした。「アミリス オム」は、パリジャンの真髄を表現すべく生み出された香りです。

サンダルウッド(白檀)に似た香り立ちがするので、どこまでも白檀の二軍のような立ち位置を強いられていたハイチ原産のジャマイカ産アミリス。

このミカン科の植物をメインに据え、クルジャンが最も苦手としてきた香料の克服を図り生み出された香りです。その香料とは、アイリスです。

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泡立つ石鹸のような、ふしぎな、ほろ苦いチョコレートの香り

©Maison Francis Kurkdjian

フレッシュでジューシーな煌めくマンダリン・オレンジにアロマティックなローズマリーが注ぎ込まれるようにしてこの香りははじまります。すぐに温かくミルキーなアミリスとココナッツと共に、アイリスと(タバコのような)トンカビーンがパウダリーな香ばしい甘さを広がらせてゆきます。

ここでサフランと共に、メタリックなスパイシーさを解き放つローズマリーがアクセントとなっています。やがて、アガーウッドが滑らかにアイリスとトンカビーンと調和し、コーヒーとアンブロキシドと溶け合いながら、素肌の上に明るい輝きを放ちながら引き伸ばされてゆきます。

とても穏やかで艶やかな男の色気を演出してくれる、石鹸が泡立つように不思議なほろ苦いチョコレートの香りです。

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アミリス オム エキストレ ドゥ パルファム


2019年11月に数量限定発売として、「アミリス オム エキストレ ドゥ パルファム」が発売されました。70mlで42,460円というかなり高額なものです。

フィレンツェ産イリスバターと、新たに加わったスパイシーなバニラとサフランの調和が素晴らしいです。

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香水データ

香水名:アミリス オム
原名:Amyris Homme
種類:オード・トワレ
ブランド:メゾン・フランシス・クルジャン
調香師:フランシス・クルジャン
発表年:2012年
対象性別:男性
価格:70ml/37,400円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム


トップノート:モロッコ産ローズマリー、シチリア産マンダリン・オレンジ、サフラン
ミドルノート:アミリス、ココナッツ、コーヒー、アイリス、ミルク・チョコレート
ラストノート:ブラジル産トンカビーン、アガーウッド、シダーウッド