No.5 ジャスミン ジャスミン|ジャスミンサンバックとロイヤルジャスミンの二重奏

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©2025, Crazy Jasmine
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No.5 ジャスミン ジャスミン

原名:No.5 Jasmine Jasmine
種類:オード・パルファム
ブランド:Crazy Jasmine(伊藤園)
調香師:非公表
発表年:2025年
対象性別:ユニセックス
価格:8ml/8,800円
公式ホームページ:Crazy Jasmine

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2025年9月に誕生した『Crazy Jasmine N°5』

©2025, Crazy Jasmine

世界中にジャスミンをメインにしたフレグランスは数多くあれど、実際に、咲きたてのジャスミンの香りを素肌の上で再現してくれるフレグランスはほとんどありません。そんな〝枯れることのない、咲きたてのジャスミン〟を生み出したいという思いを胸に秘め誕生した香りのブランドが『Crazy Jasmine』です。

17年間、伊藤園でマーケティング部門のデザイナーとして、「Relax ジャスミンティー」のために、女性の手にもフィットする〝ゆらぎボトル〟などを手掛けてきた向田さんがたった一人で、伊藤園がはじめて試みる社内ベンチャー制度に応募し、その狭き門を突破し、社内の期待を一身に受けスタートしたプロジェクト、それが『Crazy Jasmine』です。

「Crazy Jasmine」の構想は、約10年前に遡ります。当時、一緒にジャスミンティーを担当していた盟友のようなブランドマネジャーがいたのですが、彼といつかジャスミンの香水を作りたいよねと話していた事がありました。

『Crazy Jasmine』の向田さん

2025年3月に三種のオード・パルファムのフレグランスを発表し、その香りが〝咲きたてのジャスミン〟そのものでありながら〝フレグランスとして見事に成立している〟という、ジャスミン畑がそのまま素肌へと続いているようなバランスの良さにより、SNSを中心に話題を呼び、全国のポップアップで大変な反響を得ることになりました。

2025年5月。クレイジージャスミンに新たな仲間が2人加わり、全国のPOP UPを巡りながら、私たちは多くのお客様の“生の声”に耳を傾けました。

「3種類の中で、どれが一番好きですか?」

そう問いかけると、多くのお客様が “No.1か…No.3か…” と、その2つで悩むのです。その迷いこそが、次の一歩へのヒントでした。

No.1とNo.3、それぞれの魅力を併せ持つ、さわやかだけど華やかなのジャスミンをつくろう。

こうして4つ目の香りの開発が始まりました。しかし――

完成が見え始めた時、私たちはネーミングの問題に気づきます。

「4番って……なんだか縁起が悪いよね。」
「もっとワクワクする番号がいい。」

No.1とNo.3、それぞれの良さを受け継ぎながら、私たちなりの“新しいジャスミン”を形にした結果、気取らず、でもどこか特別な香り── 「No.5 Jasmine Jasmine」 が生まれました。

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『Crazy Jasmine』アンバサダー起用のエピソード

ジャスミンラバーアンバサダーの方々(向田さん提供)©2025, Crazy Jasmine

ジャスミンラバーアンバサダーの方々(向田さん提供)©2025, Crazy Jasmine

2025年8月まで、各地で行われたポップアップは、伊藤園社内の若手女性社員を中心とした〝希望者〟が店頭に立ち、Crazy Jasmineの販売を支えていました。しかし、社員たちはそれぞれ本来の職務を持ち、特に繁忙期に店頭へ立つのはどうしても難しい。

そのためブランドが成長するにつれ、販売体制を〝想いのある継続的な仲間〟へと広げていく必要性が高まっていました。そこで、向田さんの頭に浮かんだのが ──「すでに『Crazy Jasmine』を愛してくれているお客様に、売場に立っていただけないだろうか?」という全く新しい発想でした。

すでに使ってくださっているファンの方であれば、作られた言葉ではなく〝自分の言葉で〟ブランドの魅力を伝えられる。その想像は、すぐに現実のプランへと動き出しました。

起用に向けて、SNSのDMを通じてファンの方へ直接連絡を取ることに。しかし、ここで大手企業ならではの課題が立ちはだかります。「ファンの方に売場に立っていただく」── それは言葉にすれば簡単ですが、企業として起用するには、規定・基準・手続きなど、クリアしなければならない条件が数多くあったのです。

それでも向田さんは諦めませんでした。人事部採用課の担当者も協力し、ひとつひとつ課題を丁寧に乗り越えていきました。そしてついに、アンバサダーによる販売が正式に実現したのです。

その過程で、さらに驚く出来事がありました。「時給は不要だから、店頭に立ちたいです」。そう申し出てくれたファンの方がおられたのです。

〝ブランドを愛しているから〟〝この香りをもっと多くの人に届けたいから〟そんな純粋な想いで立ってくださるアンバサダーの姿は、プロジェクトメンバーにとって胸が熱くなるほどの出来事でした。

販売経験がない方でも、自分の好きな香りを紹介する姿はとても自然で、お客様との会話もスムーズに弾みました。むしろその〝気取らない言葉〟が、お客様の心を柔らかく動かしていたのです。こうしてアンバサダーは、Crazy Jasmineの売場に新しい風と、深い説得力をもたらす存在となりました。

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咲きたてのジャスミンを素肌で感じながら、淹れたてのジャスミンティーを素肌で味わう香り

©2025, Crazy Jasmine

No.1とNo.2は、出勤前や出勤中に飲むジャスミンティーのようなイメージです。仕事中でも使えます。一方、No.3はインドールが強いので休日に使うイメージです。

実はNo.5は、No.1〜3とはまた違うジャスミン精油を使用しています。No.5は若い人や香水が好きな方に人気があるんです。

『Crazy Jasmine』の向田さん

「No.5 ジャスミン ジャスミン」は、ジャスミン・サンバックの香りである「No.1」とロイヤル・ジャスミンの香り「No.3」の二重奏なのですが、ただ単純に二つのオード・パルファムをフュージョンしても、お互いの持ち味が生かされる理想の香りが生み出せるわけではありません。

色々な花々の香料などを使用して生み出す交響曲のようなジャスミンの香りではなく、あくまでも〝純粋なジャスミンだけを楽しむ〟という〝限りなくシンプルにジャスミンを素肌で味わう贅沢〟を感じてもらう香りを生み出さないといけないのです。

  1. ジャスミン・サンバック・・・インドールが多く含まれるだけでなく、青葉アルコールによりオレンジブロッサムに近い、グリーンとアニマリックが繊細なバランスで、フレッシュで官能的な香りを広がらせるのが特徴である。
  2. ジャスミン・グランディフローラム・・・ストロベリー、アプリコット、アップル、ラズベリー、そしてほのかにブラックカラントのニュアンスも感じられるフレッシュでクリーミーなフルーティ・フローラルな香りが特徴である。

それぞれが奇跡の融合を果たし、咲きたてのジャスミンを素肌で感じながら、淹れたてのジャスミンティーを素肌で味わうように、素肌のぬくもりに溶け込み、やがてはきらめく香りのオーラを放つように香りはにおい立つのです。

それはあらゆるシーンで、ごく自然なジャスミンの香りが漂うようであり、これ見よがしではなく、あくまでふとした所作にフワッと舞うように香りが広がるので、その柔らかなジャスミンの匂いに引き込まれ、その奥に潜むあなたのすべてを確かめたくなるような、まわりをさりげなく魅了する香りとなるのです。

「No.5」はもしかしたらジャスミンの〝フレグランス〟ではないかもしれません。あなた自身もその周りにいる人たちも、ごく自然にジャスミン畑で佇んでいるような気分にしてくれる〝魔法〟のようです。それはまるで、突然青いネコ型ロボットが、つくえの引き出しから現れて、ピンクの大きなドアを出して、ジャスミン畑に導いてくれる〝どこでもドア〟のようです。

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香水データ

香水名:No.5 ジャスミンジャスミン
原名:No.5 Jasmine Jasmine
種類:オード・パルファム
ブランド:Crazy Jasmine(伊藤園)
調香師:非公表
発表年:2025年
対象性別:ユニセックス
価格:8ml/8,800円
公式ホームページ:Crazy Jasmine


シングルノート:ジャスミンサンバック、ジャスミングランディフローラム