真にオシャレなメンズとは・・・

こんなオシャレなスタイルだったら、ロザンナ・アークエットにもモテるでしょ?

すべてのギャロの衣装は、自分で用意したものです。そして、自宅も、ギャロ自身が生まれ育った家を再現した。

上質なスエードの生地感が伝わるバストアップ・ショット。

ヴィンセント・ギャロ、180cm。クリスティーナ・リッチ、153cm。

本作のアイコニック・アイテムであるレッドブーツ。
ビリー・ブラウン・スタイル1
- グレー×薄いネイビーのピタピタのスエード・ブルゾン、フロント・スリー・ジップポケット
- グレースリムフィットパンツ、ベルトなし
- 白のグンゼが座るときに半ケツになって見える。ギャロ自身がグンゼ・フリーク
- カルペ・ディエムのような赤のジップアップブーツ。6cmヒール
その生き様からは絶対にありえないほどにファッショナブルな主人公がここにいます。スエードのブルゾン、スリムフィットパンツ、ジップアップブーツ。男性にとって「お洒落である」という要素は、並みの男性が同じ格好をしたならば、滑稽に見えるスタイルを指します。それはルックスやプロポーションが良いという話ではありません。
ジャケットの腕の長さといい、ジップを閉めたときの空気が少しだけ入っているようなゆとりといい、ベルトループを隠すギリギリの丈といい、パンツとブーツの丈の絶妙なマッチングといい、それはスタイリストが作り上げたものではなく、ギャロ自身が磨き上げたファッション・センスであることが分かるほどに個性的です。結局のところ、この作品のギャロがとんでもなくファッショナブルに見えるのは、それは自分のスタイルをいついかなる時にも貫いてることを、見ているものが感じるからなのです。
それは一種の場違いな感覚です。本当にお洒落な人が与える印象は常に違和感でなければなりません。それは軍服を着て機関銃を持つのではなく、スーツを着て機関銃を持つような感覚です。やがて、人々は、その場違いな感覚に対して、ひとつの美学を見つけ出すのです。
ボーイフレンド・ジャケット

一緒にバスタブに入ることを頑なに拒否するビリー・ブラウン。

いつのまにかビリー・ジャケットを着ているレイラ。
作品データ
作品名:バッファロー’66 Buffalo ’66 (1998)
監督:ヴィンセント・ギャロ
衣装:アレクシス・スコット
出演者:ヴィンセント・ギャロ/クリスティーナ・リッチ/ベン・ギャザラ/アンジェリカ・ヒューストン/ケヴィン・コリガン
