トゥルース フォーメン
原名:Truth For Men
種類:オード・トワレ
ブランド:カルバン・クライン
調香師:ミシェル・アルメラック
発表年:2002年
対象性別:男性
価格:不明
〝森林のペトリコール〟を身にまとう香り
2000年にカルバン・クラインから発売された「トゥルース」のペア・フレグランスとして2002年に発売された「トゥルース フォー メン」は、アロマティックフゼアの香りとして、ミシェル・アルメラックによって調香されました。
「トゥルース」は、女性の温かい生肌に浸透する若草の香りのコントラストというテーマにより、生み出されたバンブー(竹)がメインの香りでした。一方、こちらは、キャノピー・アコードという聞きなれないアコードがメインの香りです。それは、太陽の光を直接浴びることが出来る森林の上部の香りという意味です。
朝日が昇り、森林が目を覚ます中、小雨が降ります。この香りは、その後の〝森林のペトリコール〟を、肌の上で演出してゆくようにしてはじまるのです。
それは水と氷の中に放り込まれたバジルとカルダモンと青葉が砕かれ、掻き混ぜられ、ハーバルスパイシー(メタリックグリーン)なアクアティック・グリーンの芳香により生み出されます。まるで太陽の光を浴びながら、刈り取られてゆく朝露を含んだ草のような明るくも爽やかな香りがします。
すぐに、キャノピー・アコードと呼ばれる、静謐なる森林とまだ青いプラムが、バジルの祝福を受けながら独特な凛としたフゼアで包み込んでゆきます。若々しいフレッシュグリーンさとは真逆の知性的な男性が、眼鏡を直し、スーツ姿で颯爽と歩いていくような清涼感を感じさせます。
やがて、フルーティなプラムの甘さにパチョリが溶け込み、肌に生い茂る森林に再び静かなるムスクとシダー(イソEスーパー)のスコールを降らせていくのです。
独特な造詣のボトル・デザインはファビアン・バロンによるものです。
香水データ
香水名:トゥルース フォーメン
原名:Truth For Men
種類:オード・トワレ
ブランド:カルバン・クライン
調香師:ミシェル・アルメラック
発表年:2002年
対象性別:男性
価格:不明
トップノート:バジル、カルダモン、青葉
ミドルノート:シダ、樹脂
ラストノート:レッドシダー、パチョリ、ワカポー(木材)