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【ゲラン】パチュリ アルダン(2024)(ティエリー・ワッサー)

ゲラン
©GUERLAIN
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パチュリ アルダン(2024)

原名:Patchouli Ardent
種類:オード・パルファム
ブランド:ゲラン
調香師:ティエリー・ワッサー
発表年:2024年
対象性別:ユニセックス
価格:125ml/28,270円
公式ホームページ:ゲラン

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パチョリの明るい側面に新しい光を当てた〝熱いパチョリ〟

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2024年10月に、ゲラン帝国より発売が開始された新しいコレクション『アプソリュ アレゴリア』は、通常のアクア・アレゴリアが描いてきた庭園の香りの究極形態としての〝花々の咲き誇る、贅を尽くした黄昏の夕闇に包まれた中東の楽園〟をテーマにした〈完全無欠のアレゴリア〉です。

6種の香りのうちの5種は、2014年から当時ゲランのクリエイティヴ・ディレクターだったシルヴェーヌ・ ドゥラクルトにより生み出された(2022年まで)、中東の市場向けに生み出された高級ライン『レ アブソリュ ドリエント(オリエントの決定版) 』が転生した香りです。

そのうちのひとつである「パチュリ アルダン」(熱いパチョリ)は、元々2020年に、ゲランの五代目調香師ティエリー・ワッサーにより調香された香りです。

墨汁を連想させるパチョリという香料は、アーシィーな湿り気のある大地の香りを放ち、1960年代後半から70年代にかけてヒッピーの間でも愛用されていました。この香りは、そんな暗くて神秘的なパチョリのイメージを覆すべく、新しい側面に光を当てた香りです。

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〝光と影の間に佇むパチョリ〟

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貴重なパチョリのウッディの魅力をすべて引き出し、その光り輝く生き生きとした側面を明らかにしたいと思いました。

ティエリー・ワッサー

〝光と影の間に佇むパチョリ〟をテーマにしたこの香りには、オリジナルの2020年版に存在した〝熟れたイチジク〟が存在しません。最初からミステリアスにダークに香り立つパチョリに、甘く輝くジャミーなローズが溶け込むようにしてはじまります。

すぐにムスキーなレザーとスモーキーなシダーウッドが注ぎ込まれ、すべてはひとまとめになり、素肌の上に、光と闇のコントラストを生み出してゆきます。

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香水データ

香水名:パチュリ アルダン(2024)
原名:Patchouli Ardent
種類:オード・パルファム
ブランド:ゲラン
調香師:ティエリー・ワッサー
発表年:2024年
対象性別:ユニセックス
価格:125ml/28,270円
公式ホームページ:ゲラン


シングルノート:パチョリ、ローズ、ムスク、レザー